地元・香川で起業し、これまで精力的に働いてきた重信幸子さん。社外の人に会う機会も多く、ファッションはスーツにハイヒールというスタイルが定番でした。そんな重信さんですが、引退した現在、大人のスニーカースタイルに夢中なのだといいます。
「20年以上前だったと思うんですが、あるファッション誌の記事で、『ニューヨークの働く女性たちは通勤時にはスニーカーを履いて、出社すると職場でハイヒールに履き替える』って書いてあったんです」
写真には、グレーのスーツに白のスニーカーを合わせた、なんともかっこいいニューヨーカーの姿。 日本では見たことのない洗練されたおしゃれに、重信さんは一瞬で目を奪われたといいます。
「今は老若男女、日常的にスニーカーを履いていますよね。でもその時代、一般的な働く女性たちがスニーカーを履くシーンは、スポーツやハイキングをするときくらいだったんです」
そんな重信さんですが、仕事を引退した今、スニーカーはもはや“生活必需品”になっているそう。
「ウォーキング、庭仕事、スーパーへのお買い物、近所のカフェでお茶を飲みにいくとき。とにかく、毎日のように履いています。足への負担が少なくて楽ですし、見た目もかわいい。でも、あまりカジュアルになりすぎないように、合わせる服をシックにしたり、色味を抑えたりとコーディネートを調整しています」
愛用のスニーカーは、「アディダス」、「ニューバランス」、「マルタン・マルジェラ」など。
「いつか、スーツにだってかっこよくスニーカーを合わせてみたいと思っています。目指すは、あのときに見た憧れのニューヨーカー! でもまだまだ遠いかな」