【おしゃれはLess is more!】結城アンナさん流 春デニムの楽しみ方 動画公開!Vol.37

クウネル25年5月号で『ミズイロインド』の着こなしを楽しみ、「シンプルなアイテムこそ、自分流に着こなせる面白さがある」と言う結城アンナさん。そのセンスの源には「Less is more」の精神が流れていました。
自分流でいい、がんばらなくていい!

コットンクレープショートシャツ ¥18,480 デニムショートベスト ¥14,960 ドローストリングボリュームパンツ ¥17,600(すべてミズイロインド/マザーズインダストリー)サングラス、ブレスレット、エコバッグ、サンダル(すべて結城さん私物)
デニム地のセットアップにシースルー素材のシャツを羽織り、サングラスのフレームとサンダル、ブレスレットはベージュ系でまとめて。アンナさん発案のコーディネートです。
「『Less is more』って言うでしょ? いろいろなものを頑張って取り入れなくても、少しのものでも十分に楽しめる。自分流でいいと思うんです」
「Less is more」は、20世紀に活躍したドイツ人建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ氏の遺した言葉と言われ、「少ないほうが豊かである」という意味で世界中に広く浸透しています。
アンナさんのおしゃれを楽しむ真髄にもこの精神が流れていました。
自分流に楽しむ! そんなマインドにデニムはフィットします

<マッキントッシュ フィロソフィー>のデニムノーカラージャケットに<イントゥーカ>のノースリーブワンピースを合わせて。<トッズ>のシルバースニーカーでカジュアルダウン。すべてアンナさんが愛用しているもの。(撮影/加藤新作)
アンナさんが好きなファッションアイテムのひとつがデニムです。
ただ、カジュアルでシンプルなアイテムだからこそ、着こなしにあれこれ悩んでしまい……。
「スニーカーやゴム草履に合わせてもいい。個性的なTシャツに合わせても可愛い。ルールなんてない、自分流に楽しめばいい。それができるのがデニムですから!」
おしゃれがしたくなる春! 勇気をもって新しい世界を感じて

絶妙な丈感がお気に入りの<ヤヌーク>のデニムのガウチョパンツ。定番ラインのジーンズとは一味違うものを選ぶ、結城アンナさんの真骨頂。<コムデギャルソン>のカットソーとマルチカラーのウイングチップシューズを主役にした着こなし。<GIN’GI>のつば広ハットはこれからの季節にぴったり(撮影/加藤新作)
定番アイテムやシンプルなデザインのものでも、少しのアイテムと少しの着こなしの工夫で、おしゃれは楽しめることを体現するアンナさん。まさに「Less is more」の精神。そろそろ気候も春らしくなり、おしゃれをしたい気分も高まります。
「スウェーデンにいた子どものころは春が待ち遠しくて。まだ雪が積もっているのに、夏のワンピース着て走り回ってはすごく怒られたこともありましたね」
幼少期からおしゃれが大好きだったアンナさんのほほえましいエピソード。
では、大人になったいま、どうすれば春のファッションを楽しめますか?
「こういう格好してみたいと思っているのならするべきですね。新しい世界が生まれて、すごく楽しくなる! すると、友達を誘ってあっち行こう、こっちへ行こうという気分になる。そう、ファッションってこんな力があるんです!
例えば、全然着たことのない服を着てみる、はいたことのないスニーカーをスーツに合わせてみるとか、少しだけ勇気をもって一回トライして。こんなに楽しいんだ!と、きっと感じるはずだから。そこからいろいろなものが生まれてきますから」
アンナさんの春デニムの着こなしショート動画も公開中!
取材・文/河田実紀