イザベル・ユペールとケイト・ブランシェット/後編。石川三千花さんとヒモ解くファッションと生き方

身長低めなイザベルが『バレンシアガ』を圧倒的に着こなす例。黒のエレガントで先鋭的なドレスは靴もヌーディ、2023年カンヌ国際映画祭にて。全身グリーンのタイトなシルエットも圧巻、2022年カンヌ。

メットガラ2024では羽根?波? 裾の広がるシルキーなドレスで。

トレンチにスカーフ、サングラスがきまる。ピンヒール派だったが最近はさすがにスニーカーも多い。

2024年カンヌ映画祭にて『ルイ・ヴィトン』のゴールドのドレスと同ブランドのハイジュエリーで。新しい要素と正統派の要素のマッチングも上手。

『ジョルジオ・アルマーニと』の結びつきは強い。2024-25秋冬コレクションにはベロアのスーツで。

ビューティ アンバサダーとしてフレグランス「アルマーニ シィ」の広告モデルも務めている 「Si」写真提供:アルマーニ ビューティ

ワイドなチノパンツに白Tシャツ、グリーンとパープルのトップス、とこういうゆるめのカジュアルもスーツ姿も似合うのが素敵。

同じ仕事を選んだ娘ロリータ・シャマと『アニエスb.』のショーに招かれた時のショット。デニムとツイードジャケット。

『ミセス・ハリス、パリへ行く』

1950年代。あるロンドンの家政婦がクリスチャン・ディオールの世界に憧れパリへ。助演の一角としてイザベルの、メゾンの実務を仕切るマダム役がはまりすぎ。2022年

『8人の女たち』

カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアールなどスターたちと共演。個性際立つ8人の中でイザベルはひねくれものの次女役で絶妙な位置取り。2002年

4人の子どもを夫・アンドリューと育てたケイト。家族せいぞろいの光景もしばしばカメラに捉えられていた。

『オーシャンズ8』

女優8人による映画、米仏の違いで観る? オーシャンズシリーズのスピンオフ映画はサンドラ・ブロックが主演、ほかにアン・ハサウェイ、リアーナなど。煌めく並びの中でのケイトの存在感はさすが。2018年

『ブルージャスミン』

裕福な生活から落ちぶれても再起しようとあがく女性を演じる。一見セレブ風、生活と心は荒れている哀れさの表現も感動。2014年アカデミー賞主演女優賞を受賞。

超然としてかっこいい大人の代表として誰もが思うイザベル・ユペールとケイト・ブランシェット。前編/石川三千花さんのイラスト&エッセイで深堀りに続いて、2人の輝 ...[続きを読む]

『クウネル』2024年11月号掲載 編集/原 千香子、エッセイ・イラスト/石川三千花

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『クウネル』NO.129掲載

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