防災とサステナブルがキーワード。毎日持ち歩きたい軽くて機能的なアウトドアグッズ【おしゃれ達人のバッグの中身】
センスのある方のバッグとその中身を紹介する連載の第24回目は、機能性とファッション性を融合させた多機能ハイブリッド・フットウェアを提案する『KEEN』のPR・種田聖子さんが登場。防災とサステナブルな意識が盛り込まれたバッグの中身をご紹介します。
たくさんの荷物でも整理しやすいバックパック
「不要なお買い物をしないよう、また、いざという時に極力人を頼らなくて済むよう持ち歩いているものが色々とあるので、荷物は多い方だと思います」という種田さんが愛用するバッグは、アメリカ・サンフランシスコ発のアーバンライフスタイルブランド『CHROME(クローム)』の〈Highline 20L backpack〉。
「4年くらい愛用しています。シンプルなデザインながら、バッグの中には仕切りも豊富。容量がたっぷりで整理しやすいところが気に入っています」
ポーチには日常使いできる非常時対応グッズを
携帯するアイテムには、できるだけ「軽量」「コンパクト」そして「気遣いせず持ち歩けるもの」をセレクト。
お財布:『BALENCIAGA』の〈ペーパー ジップアラウンド ミニ ウォレット〉。ミニマルなデザインと使い勝手の良さが魅力。柔らかなレザーと飽きのこないデザインが好きです。長く愛用できるよう、お手入れは定期的に。お手入れにはPFASなどの有害なケミカルを使用していないブランドを選択するようにしています。
仕事柄もあり、アウトドアシーンでの活動が多い種田さんのバッグの中には、「いざ」という時に役立つアイテムがずらり。
ポーチ:『EXPED(エクスペド)』の〈ポーチにもサコッシュにもなる半透明の防水オーガナイザー〉のA6サイズ。アウトドアグッズは機能が充実しています。『EXPED』もアウトドアギアのブランドで、このポーチは耐久性もあり「防災ポーチ」として持ち歩いています。
ポーチの中には万能バームや携帯トイレ、ホイッスルのほか、「地震時に電子マネーが使えないことがある」ということを想定した小銭などをセット。携帯する際に意識しているのは「ゴミ軽減につながるもの」「いざという時に役立つもの」だそう。
「防災グッズというと仰々しいですが、要は"フェーズフリー"グッズですね。(震災のような)いざという時に役立ち、日常でも使うものを持ち歩くようにしています。イメージは、エレベーターで閉じ込められた時に役立つようなもの、です」
アメリカ土産にもらった『WELLY』の〈First Aid Travel Kit〉は、消毒液やバンドエイドが入っていたものを、自分流にカスタマイズしたのだそう。
「常備薬や『VICTORINOX』の〈ネイルクリッパー〉、『uka』の〈ネイルオイル〉、ヘアゴムや耳栓など。いざという時のグッズが横10cmx縦約5cmの缶に詰まっています」
『マーナ』の〈頭スッキリーナ ヘッドスパ〉:外側と内側で凹凸の硬さが異なり、柔らかい方は首などに、硬い方は頭のマッサージに。
折り畳み傘:『モンベル』の〈トレッキングアンブレラ50〉。たった139gという軽量で、バッグに入れているのも忘れるくらいです。カラフルなものもありますが、どんなコーディネートにも合うようにダークブラウンをチョイスしました。
サイズ違いのエコバッグを携帯して使い分け
エコバッグはサイズ違いで持ち歩き、シーンによって使い分けしているという種田さん。いまメインに使用しているのは、こちらの3つ。
(写真左から)
『BAGGU』の〈BABY BAGGU〉:ある程度大きいものを買う時に重宝しています。
古着屋で購入したミニバッグ:マチなしでサイズ感がちょうど良く、大きなお買い物をしないときも含めて1番愛用しています。オフィスからちょっと出かける時のサブバッグにも。
『WEEKEND(ER)』の〈HUNG BAG /Bento〉:お弁当が入るようなマチ付き。カラビナもついているので、普段の持ち歩きのほか、登山などで出かける時にはリュックにカラビナを使って携帯もできるので重宝しています。他の2つのバッグでも足りない際に使っています。
マイカップやマイ箸、できることから少しずつ
種田さんは折りたたみカップをマイカップとして持ち歩き、愛用中。
カップ:『EF.』の〈470ml Stojo & Stainless Straw SET〉の折りたたみコップ〈ビギー470ml〉。こちらは『stojo』とのコラボアイテム。
「水以外のドリンクをカフェで購入するときなど、ゴミ軽減を目的に折りたたみカップを携帯しています。もともと『stojo』のストローも付帯していますが、SETには環境活動家・ノイハウス萌菜さんのブランド『No Plastic Japan』のステンレスストローも。こうした環境活動をしている方々に共感し応援していて、できることから少しずつ、ゴミ軽減を意識してアクションしていきたいと思っています」
取材・文/松永加奈