手放さなくてよかった!「お直し」したら30年前のエルメスジャケットが一軍服に生まれ変わりました
サイズが合わない、デザインが今っぽくない…。クローゼットの奥で眠っている、でも捨てるには惜しい服ありませんか?おしゃれのプロ!モデルの菜木のり子さんは、リメイクとのプロとの出会いを機にお気に入りの服をアップデート。たちまち一軍服に昇格した服を紹介してくれました。
30年前のジャケットと、重たく感じるようになったジレ
今着ると「時代」を感じてしまったり、バランスが違ったりする服を「お直し」に出してみました。今回お直しに出したのは2点。30年前に購入した『エルメス』のジャケットと、10年くらい前に購入したリアルファーのロングジレ。
普段、ジャケットを着ることなど殆どないのに、お店で試着して一目惚れ。自分にしっくり来るサイズ感などもあまり考えずに、とにかく欲しくてエイっ!と買ったもの。
当時の感覚で肩の位置や袖丈も気にせず着ていたけれど、その後、随分長い事クローゼットの中で眠る事になってしまいました。
ロングジレは、それだけで存在感があるので、秋が深まった頃から真冬の手前まで。薄手のダウンと組み合わせたりしながらも出番が多く、大のお気に入りだったけど、数年前から、重心が下がって重たい気がして、出番がぐっと減っていました。
リメイクで「旬」な服にアップデート
そんな服を持って今回わたしが訪れたのは、たまプラーザにある『AL SORE』。以前、CM業界でプロデユーサーをされていた方が転職をされて、始められたお店です。
「お直し」に出してみようとは思ったものの、愛おしい服がどんな風になるのか、イメージが共有でき、素敵に生まれか変わってくれるのか、特にジレは本当に切ってしまっていいのかこの時点ではまだ不安でした。
その想いごと相談したら「お直ししないという選択も含めて、まずは服を持っていらしてください。」と仰っていただき、わたしの大切な服を大切に扱ってくださると思えたので、お邪魔してみる事にしました。フィッティングは丁寧で、わたしのわがままな要望にも耳を傾け、細かく説明をしながら何度もピンを打ち直してくださいます。
そのやり取りをしているうちにとてもしっくり来る丈が見つかり、ロングジレも潔く切る決心がつきました。
数週間後 出来上がったとの連絡を受け、お店の扉を開けた先にトルソーに着せられて待っていてくれたのは、わたしの体にピターッと寄り添うようにお直しされたジャケットと28cmカットして軽やかに生まれ変わったジレ。
袖を通して大感激!! 見事クローゼットの一軍に返り咲いて服も喜んでいます。眠らせたままになってる「お気に入りだった」服をお直しに出して「これからもお気に入り」にする作戦は大成功でした。
このお直しの様子は私のYouTube 『NORICOLLAGE』で詳しくみることができます。
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この記事の
プレミアムメンバー
菜木のり子
14歳からティーン誌でモデルを始める。その後女優に。25歳から27歳をパリで過ごし、帰国後はCMタレントとしても活躍。
Instagram: @nagi_norico