【パリスナップ】60歳目前でも攻めたおしゃれ!メイクアップアーティスト超洗練のデニム3スタイル

『クウネル』が長年紹介し続けている、フランスマダムのファッションスナップ。素敵な装いの秘密を探ってみたら…。「服は1軍アイテムしか持たない」というルールがわかりました。

年齢を重ねたからこそわかる、自分に似合う服、身につけていて心地よい服とは?そしてそれらを着回すコツは?メイクアップアーティストのルイーズ・ヴェトリッヒさんさんに伺いました。

ファッションに「オフ」の日はナシ!

メイクアップアーティスト、コスメブランド創設者、メイクアップ講師と3つの顔を持ち、多忙な毎日を送るルイーズ・ヴェトリッヒさん。50歳を過ぎてよく着るようになったのが、仕事にも便利なデニム素材の服です。

「学生の頃からジーンズが大好きでしたが、改めて私はブルーという色が好きなんだと。扉や窓枠にも使われるブルーグレーがとくに好きな色です」

#style1_パンテール×デニムでシックなエレガント

ドリスヴァンノッテン』のパンテール柄のトップスに自分で作ったデニムの巻きスカート。「気に入ったものに出合えず、生地を買って作りました」。大学でファッションデザインを学んだので、洋服の縫製はお手のものだとか。

#style2_体型をカバーする、オーバーサイズのデニム。

バレンシアガ』のオーバーサイズのジャケットに合わせたのは、『ザラ』のワイドデニム。華奢な体型を目立たなくするコーディネートで、足元は10㎝のヒールで全身をバランスよく。トリコロールカラーのバッグは『バレンシアガ』。

「洗練されたデニム」コーデがマイルール

長年ファッション業界で働いているうち、毎日の服や着こなしに自分なりのルールができてきたそうです。

「デニム・ラフィネ(洗練されたデニム)のコーディネートが最優先」

ルイーズさんはデニム素材の独特の硬さに感じる強さ、それが経年劣化で柔らかく肌になじんでいくといった、デニム特有の風合いが好きなのです。

「だからといって大人の女性はジーンズやGジャンではカジュアル。デニムのワンピースやスカートをシックに着こなすのが楽しくなってきました」

#style3_デニムの素材感を生かした、シルエットが美しいワンピース。

構築的なシルエットに張りのあるデニムがベストマッチな『スール』のワンピース。『イザベルマラン』の8㎝ヒールのブーツをあわせてバランスよく。

さらに「シルエットで自分らしい旬な味付けをする」というルールも。

「背が高く細身なので、タイトな服を着ると必要以上に縦長になってしまうんです。だからミニ丈のスカートは穿かず、スカートやワンピースはロング丈のみ。あとはオーバーサイズのジャケットやコート、ここ数年はワイドパンツもよく穿きます。服の中で体が泳ぐようなシルエットを作ると、今のトレンドにもハマる気がします」

PROFILE

ルイーズ・ヴェトリッヒ/Louise Wittlich

メイクアップアーティスト 59歳。南ドイツ出身。29歳でパリに渡り、メイクアップアーティストとしてのキャリアをスタート。マリ・クレール誌などで活躍しながら、2023年にコスメブランド「ルイーズルイーズ」を設立。https://louiselouise.com

『クウネル』9月号掲載 写真/篠 あゆみ、コーディネート/鈴木ひろこ、文/今井 恵

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『クウネル』NO.128掲載

フランス人の素敵なルール

  • 発売日 : 2024年7月20日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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