極上スイーツでヌン活！ウェスティンホテル東京「ザ・ラウンジ」で話題の新アフタヌーンティーを体験してきた

恵比寿に構える5つ星ホテル「ウェスティンホテル東京」の1階にあるロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」が、2023年10月2日にリニューアルオープン。従来提供されていたアフタヌーンティーに加え、平日限定で新メニュー「デザートアンサンブル」の提供がスタートしました。リニューアルしたラウンジと、新メニューを早速体験してきたのでご紹介します。

ガーデンの自然が溶け合うようにデザインされた「ザ・ラウンジ」

エントランス側から見た「ザ・ラウンジ」

階段から俯瞰して見た「ザ・ラウンジ」提供元：ウェスティンホテル東京

ソファやラグも一新

開放的な吹き抜けと重厚感あふれる大理石の柱、一面の窓から望むガーデンの自然が溶け合うようにデザインされた「ザ・ラウンジ」。ヨーロピアンスタイルのヘリテージを活かしつつ、よりモダンで洗練されたエレガントな空間へとデザインが一新されています。

元々ホテルがあった場所にはビール工場があったということで、豊かな水源に恵まれたこの地の特徴を、新設された水の流れをイメージしたアート「カスケード」やカーペットで表現したそう。

リニューアルを機に、ロビーラウンジのエントランスにあった階段も廃され、ベビーカーや車椅子でも利用しやすくなりました。段差がなくなったことで、より一層緑豊かなガーデンとの繋がりを感じられます。

宝石のようなミニデザートを散りばめた新メニュー「デザートアンサンブル」

「ザ・ラウンジ」で新たにメニューに加わった「デザートアンサンブル」は、小さなデザートを宝石のように散りばめ、ひとつのプレートとして表現したデザートプレートです。長年に渡りホテル内のインターナショナルレストラン「ザ・テラス」において数々のデザートブッフェを創り上げ、多くのスイーツファンを魅了しているエグゼクティブペストリーシェフの鈴木一夫さんが考案しています。

11月30日までは「デザートアンサンブル Vol.1 マロン」を展開中。栗にさまざまな素材を合わせながらアシェットデセールをつくるように丁寧に組み立てられたグラスデザート、小さなアシェットデセール、プティフールという３部構成のデザートプレートになっています。

第一弾は栗をテーマに秋を感じられる「デザートアンサンブル Vol.1 マロン」

「ドームショコラノアゼット」

プレート右手あるのが、プティアシェットデセールの「ドームショコラノアゼット」。チョコレートムースがビターで、ヘーゼルナッツのバタームースがナッティな味わい。和栗のクリームの口溶けと、ダックワーズの食感のコントラスが楽しい一品です。

左から「ダブルバニラとマロンクリームクランブル添え」「マロンと無花果のキャラメリーゼ」「林檎とフロマージュブランのモンブラン」

左から「赤いベリーのマリネとマロンシャンティ」「和栗のモンブランスタイル」

プレート中央にはグラスデザート4種類と「和栗のモンブランスタイル」が並びます。右奥にある「和栗のモンブランスタイル」は、旬の和栗のホクホクとした自然な甘さを引き立てる、クリームとディプロマットのバランスが絶妙です。

その手前にあるのが「林檎とフロマージュブランのモンブラン」。マロンとフロマージュブランのクリームで包んだリンゴのソテーがシャキシャキと甘酸っぱく軽やかで、赤いボール状のチョコレートもアクセントになっています。

その左隣が蒸し栗とディプロマットクリームを重ねて表面をキャラメリゼした、クレームブリュレのような見た目の「マロンと無花果のキャラメリーゼ」。実は中に軽やかなマロンクリームにセミドライとペーストの無花果が秘められており、味わいのハーモニーが魅惑的です。

さらにその左隣が「ダブルバニラとマロンクリームクランブル添え」。バニラとラム酒が香る濃厚なクリームに、２種類のマロンクリームとクランブルのザクザク感も楽しいデザートです。

その奥にあるのが「赤いベリーのマリネとマロンシャンティ」。カシスや苺などの赤いベリーの甘酸っぱいコンポートにマロンシャンティを絞った、みずみずしく涼やかな味わいです。

左奥から時計回りで「レモンとマロンのケーキ」「チョコレートとピスタチオのタルトモンブラン」「ウェスティンチョコレート（アールグレイ）」「ライムタルトマロンクリーム」

左のプレートに盛られているのが、4種のプティフール。右奥にあるのが「チョコレートとピスタチオのタルトモンブラン」。ダークチョコレートにマロンとピスタチオのコクのあるクリームが濃厚なタルトレットで、中に入ったラズベリージャムが甘酸っぱいアクセントになっています。

その手前にあるのが「ウェスティンチョコレート（アールグレイ）」。アールグレイが香り、ハイカカオのガナッシュが口いっぱいに広がるオリジナルチョコレートです。

その左隣にあるのが「ライムタルトマロンクリーム」。ピスタチオとマロンクリームを使ったタルトでありながら、口溶け軽やかなライムクリームとライムゼストの香りで重たさを感じない一品になっています。

その奥にあるのが「レモンとマロンのケーキ」。レモン風味のアーモンド香るケーキに、マロンクリームと蒸し栗を合わせて、食後感爽やかに仕上げています。

TWGのドリンクと共にガーデンビューのラウンジで癒しのひととき

「TWG Tea」

さらに「デザートアンサンブル」では、「TWG Tea」の香り豊かなティー8種類から、お好みのものを1種類選んでポットで味わえます。シンガポールブレックファストティーや、ロイヤルダージリン、フレンチアールグレイなどの定番から、パイミュータンやヴァニラブルボンティーなど多彩なフレーバーが揃う点も嬉しい限り。

小さいポーションのスイーツでありながら、細部まで芸が細かく、全体を通しておいしく食べられるよう苦味や酸味、香りで緩急をつけた「デザートアンサンブル」。多くのスイーツに栗を使いながらも、違った角度から栗の魅力を提案しているのもさすが鈴木シェフです。