【大人カジュアルコーデレッスン2】小物やアクセでおしゃれを手軽に昇華
2023年秋、初スタイルブック『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』を上梓したcanaria_rs(カナリア)さん。シリーズ2回目のテーマは、小物。気を抜くとルーズに見えてしまう大人のカジュアルコーデですが、品や抜け感、甘さを加減してくれる小物があれば、おしゃれの幅が広がります。
※1回目「【永久保存版・大人カジュアルレッスン1】デニムもスウェットも着こなし次第でおしゃれ見え。」よりつづく
天然(かご)素材の抜け感は、冬でも夏でも大活躍
かごバッグが、私のカジュアルスタイルに欠かせない理由は、なんといってもその「抜け感」 。ちょっときれいめに転んだ格好にレザーのバッグなどを合わせてしまうと、コンサバ感やオフィス感が出てしまいます。そんなときに天然素材のかごを合わせるとほどよい抜け感が加わり、簡単に私好みのカジュアルスタイルに仕上がります。
そしてもうひとつは「甘さ」 。デザインによっては甘さ控えめなものもありますが、かごバッグのころんとしたフォルムや柔和な質感が、カジュアルスタイルのボーイッシュさを適度に緩和。大人にちょうどいい甘さを加えてくれます。
ところで、かごというと夏のイメージがあるかもしれませんが、私は夏でも冬でも、とにかく1年中愛用!夏のワンピースなどとの合わせに負けず劣らず、冬のニットやコートに合わせた雰囲気も大好きです。
ドラム型かごバッグは、たくさんあるかごバッグの中でもっとも古株で、15年以上使っているもの。たしか、駅ビルの中にあった雑貨屋さんで3~4千円くらいで買ったものですが、筒の形、色、大きさ……。すべてがちょうどいい大好きなバッグ。どんなスタイルにも合わせやすいし、意外と収納力があって機能的なんです。
ワンハンドルのかごバッグには、赤いマフラーをかぶせて、アクセントにしています。
程よい肌見せがコーデを軽快にするバレエシューズ
若い頃はヒールの靴ばかり履いていました。でも、やっぱり疲れてしまって、だんだん毎日履くことが苦痛に。加えて、カジュアル嗜好が強くなってくると好きな服とヒール靴が合わなくなってきて……。とはいえ、スニーカーだとちょっと重い。そんな私にちょうどよくフィットしたのがバレエシューズでした。
バレエシューズがスニーカーやローファーと大きく違うのは、足の甲の露出面が広いこと。肌が見える分、抜け感が生まれて軽やかな印象になります。そして、愛らしいフォルムでほどよい甘さが加えられるのもバレエシューズならでは!そのうえ、ぺたんこだから歩きやすく毎日履いても疲れません。
甘さと、抜け感と、歩きやすさ。私が求めている3つがそろったバレエシューズは、今や揺るぎない私の偏愛アイテムです。
白や黒などのベーシックなものから、アクセントになるビビッドカラー。ひとクセあるメタリックカラー、レオパード柄など気づけばたくさんのバリエーションを集めていました。デニムやカジュアルなパンツと相性がいいことはもちろんですが、レーススカートやワンピースとも合わせやすいし、私の手持ちのボトムスで合わないものは、今のところありません。
レオパード柄のバレエシューズは、シンプルコーデのアクセントに重宝します。さらに、手持ちの中でもポインテッドトゥは少ないので、修理しながら大事に使っています。
パキッと明るい白は、意外と指し色にもなります。黒のワントーンコーデにも白の靴を合わせることで、ぐっと爽やかな印象に。
今回は、『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』のchapter2より抜粋しました。小物レッスンとなる本章では、かごバッグと布バッグを「重ねて2個持ち」するスタイルや、パールネックレスの合わせ方なども紹介しています。
※シリーズ最終回「【大人カジュアルコーデレッスン3】いますぐ真似できる「垢抜け」のためのひと工夫。」につづく
【大好評発売中】
『毎日たのしい大人のカジュアルコーデ見本帖』(エムディエヌコーポレーション)
写真/黒川ひろみ、ヘアメイク/村田真弓
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この記事の
プレミアムメンバー
カナリア
1969年生まれ。自身のコーディネートや等身大の暮らしを綴ったブログ『Canaria Style』やSNSが、大人の女性たちから人気を集める。不定期で自作のアクセサリーも販売。
https://ameblo.jp/pikoriino/
Instagram:@canaria_rs