【広瀬裕子さん、57歳からのシルバーヘア計画6】メイクもシルバーヘア仕様にバージョンアップ
結ぶと「境界」が気にならない
髪が顎のラインまでのび、結べるようになった。結んでしまうと元の髪色は正面から見えなくなるので、シルバーヘアだけのように映る。前回も書いたけれど、シルバーヘア移行期に最も気になるのは、白い髪と元々の髪の「境界」。だから結べるようになると、気になることが減り、その分、気持ちがかろやかになる。
1年後にはシルバーヘアそのものが顎のラインにかかる程度になるので、まとめ髪にすればシックな雰囲気になるのではないかと想像(期待)している。
眉を太くアップデート
髪の色が変わると、自分が纏う空気も変化する。色々なものをほんの少しバージョンアップする必要がでてくる。髪の毛をワンカールするのもバージョンアップのひとつだし、メイクもどのようにしていくのが自分らしいか考えている。
シルバーヘアにしてから、眉の形を書き足すようになった。最初は、カガミに映った自分に不安だったけれど、いまはすっかり慣れ、やや太めの眉にしている。
顔色がわるく見えないようにしたいので、これからの課題はチークとリップだと考えている。
シルバーヘアは「自分アップデート」のいい機会
いま、髪の色は、いかようにもカラーリングできる。そんな時代にシルバーヘアにするのは「意志を持ってしている」とポジティブでいたい。だから、バージョンアップも「あたらしい自分発見」とたのしみにしている。
でも、すでに失敗もあるのです。「この色、いまの髪色に似合いそう」とリップを手にしたものの、つけるとしっくりこないのです。ヘアアレンジもそうだけれど、メイクも客観的に判断し、伝えてくださる方がいてくれたほうがいいのかもしれない。眉を変えた時は、どういう形が似合うのかわからなかったので、アイブローサロンに行きました。
春になると店頭には、リップやポリッシュの新色がならぶ。臆せず(ここ大事です)バーションアップしましょう。
ヘアカット/撮影 薫森正義 Rougy
http://www.rougy.jp
広瀬裕子/ひろせゆうこ
エッセイスト、設計事務所共同代表。「衣食住」を中心に、こころと体、空間、日々の時間、食べるもの、使うもの、目に見えるものも、見えないものも、大切に思い表現している。50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。Instagram:@yukohirose19
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広瀬裕子
執筆のかたわら、50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。
Instagram:@yukohirose19