〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの石黒美穂子さんは、夏になると浴衣に袖を通し、日本人ならではのおしゃれを楽しむそうです。着こなしのコツを伺いました。
本誌でも活躍するフォトグラファーでもあり、東京・学芸大学にて生活雑貨の店「MIGOLABO」を営む石黒美穂子さん。親しい友人との会食やちょっとした集まりなどカジュアルなお出掛けのとき、浴衣を着るのだといいます。
「見た目も涼しげでキリリとした印象になります。浴衣 だと普通の着物に比べて手順が少ないので、 、雰囲気アップの”着物マジック”を気軽に味わえてしまいますよ」
浴衣の選び方について伺うと…。
「着物に比べて自由度が高いので、着る人の雰囲気に合っていれば好きな色柄で選べば良いと思います。個人的には麻や綿紅梅など少し凹凸のある生地の方が肌にまとわりつかないので涼しいです」
この日のコーディネートは、藍色の綿絽素材の浴衣にブルーの半幅帯。魚の帯留めと、かごがアクセントです。
「綿絽素材の浴衣はハリ感がありさらりとした着心地。帯の結び方も、簡単にできる『貝の口』なら着付けに時間が掛からないので久しぶりの着付けも気負いなく済みます。半幅帯にも帯締めと帯留めを加えるとキチンとした感じが出るので大人の浴衣スタイルにはオススメ」
かごは鹿児島ロケの取材中に一目惚れして購入したもの。
「高齢の職人さんによる手仕事で随所に手の込んだ技が散りばめられたまさに珠玉の逸品なんです」
魚の形の帯留めはアンティーク。ウッドビーズに糸を巻き付けたciitoのブルーのピアスで、ブルーの浴衣コーディネートを品よくまとめています。