かかりつけの婦人科はありますか?PMSや更年期障害……女性が輝くためには“ヘルスケア”が肝心

女性特有の体の不調。みなさんは自分の体にどのくらい向き合えていますか?大塚製薬株式会社の「女性の健康推進プロジェクト」は、35~59歳の女性を対象に「大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2023年度)」を実施。その気になる結果とは?

昇進をも阻む女性特有の健康問題

仕事に趣味にもっとアクティブになりたいのに、PMS(月経前症候群)や更年期の諸症状など、年齢を重ねるごとに不調に振り回されているという人も少なくないでしょう。

昨今は「フェムテック」や「フェムケア」をテーマにしたアイテムが増え、社会全体として女性特有の健康問題への意識の高まりがうかがえますが、実は女性の40%は「女性特有の不調に対し、自身での対処(セルフケア)も、医療機関などの利用もしていない」ということも判明しています。

「医療機関などの利用なし」は計59%。

今回の調査では、婦人科検診を受診していない人が4割に上るという驚きの事実も判明。婦人科を受診していると回答した人は、「検診の知らせが来たので」と受け身による受診が多いこともわかりました。

月経や更年期など不調があるのに、未病であるという独特の健康問題に対する、”相談のしにくさ”も婦人科の受診を迷う一因かもしれません。

婦人科受診のハードルを下げるには?

定期的に婦人科を受診していないに39%もの回答がありました。

過半数の人が、かかりつけの婦人科医がいないと回答し、理由には、「婦人科の探し方がわからない」や「通いやすい場所がないから」などが挙がりました。

ではどうすれば婦人科に通いやすくなるかという問いには、「携帯一つで気軽に相談ができる」「匿名性」「健康診断のように婦人科検診の費用負担」「女性医師と婦人科の増加」という回答が。

とりわけ「気軽に相談ができる」というのはとても重要で、月経や更年期などの諸問題を一人で抱えないよう婦人科を身近な存在にしていくのが理想だと感じます。

ヘルスケアやかかりつけ医がある人の方が生活満足度は高い

女性ホルモンに関する知識。

女性ホルモンのために対処している方法として、食事や睡眠など生活習慣を心がけているという回答が目立ちました。

生活の満足度は、定期的なヘルスケアや、かかりつけの医療機関がある人の方が高いこともわかりました。

PMSや更年期障害は女性ホルモンの変化に起因していますが、その女性ホルモンに関する知識がないと回答した人はおよそ7割。自分の体のことを知るきっかけ作りも、女性のヘルスケア浸透のカギとなりそうです。

さらにかかりつけの医療機関があり、定期的なヘルスケアを行っている人は、そうでない人と比べて、生活への満足度が高いこともわかりました。自分の体のバロメーターに寄り添うことで、日常への期待値も上がりそうですね。

女性の健康問題は、企業の取り組みと現状に差異がある

7割以上の女性が、企業の取り組みは不十分と感じています。

妊娠や育児によって働き続けられる環境を求めていても多くの企業で整備が不十分であったり、婦人科検診や通院のための制度が整っていなかったり、このような現状も婦人科受診率の低さに関わっているのではないかと受け止められます。

そんな中、政府は東証プライム上場企業を対象に、「2030年までに女性役員比率を30%以上にする」ことを目標に掲げています。達成するには女性特有の健康問題を社会全体で把握し、サポートすることがキーポイントとなるでしょう。

大塚製薬

・女性の健康 啓発サイト「女性の健康推進プロジェクト」:https://www.otsuka.co.jp/woman_healthcare_project/

・更年期の健康 啓発サイト「更年期ラボ」:https://ko-nenkilab.jp/

・月経前症候群 啓発サイト「PMSラボ」:https://www.otsuka.co.jp/pms-lab/

・「女性の健康」について相談できる医療施設を探したい方:https://facility.ko-nenkilab.jp/

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