現在、都内の専門学校で次世代のモデル育成に尽力しているクウネル・サロン〉プレミアムメンバーの津曲久美子さんに、美しく歩くためのコツをレクチャーしていただきました。
モデル・エージェントをご主人と経営し、また自身もモデルとして大手企業のCM・広告で活躍する津曲久美子さん。この数年とくに力を入れているのは、次世代を担うモデルの育成です。自身の会社に所属するタレント・モデルに留まらず、現在は都内の服飾専門学校の講師を務め、ウォーキングやポージング、フォトセッションの授業を通して、若きモデルたちの成長をあたたかく見守っています。
そんな津曲さん、当然といえば当然ですが、立ち姿や歩く様が、思わず見惚れてしまうくらい美しいのです。どうやったらそんな風になれるんでしょうか?「ウォーキングの基本は、やっぱり姿勢」という津曲さんから、コツを順番に教えていただきました。
①まず壁に背をつけたら、胸を広げてまっすぐ立ちましょう。肩甲骨を中心に寄せるイメージです。両肩の力は緩めながら上腕は体に寄せ、真っ直ぐ中指を脇線に沿わせましょう。
②このとき胃(体幹)を意識しながら、上に吊り上げるようなイメージで、膝の後ろを伸ばしてください。
③目線は真っ直ぐ10m位先を見て。その姿勢を保ちながら、腰から歩くようなイメージです。このとき、足の裏をしっかり使って踵から前足に体重移動させます。頭を上下に動かさず、横から見たとき、頭と腰が平行に移動しているように見えるときれいです。
そういう津曲さんも、じつは正しい姿勢を身に着けるまでには人一倍の苦労があったといいます。
「6〜19才までクラッシックバレエを習っていたので、背中が反りすぎるクセがあって、足は常にガニ股気味でした。だから、モデルを仕事にしてからは本当に大変で、デザイナーの花井幸子さん、モデル事務所社長である久世泰子さん、またモデルである多くの先輩方にご教授いただきながら、自分なりの正しい姿勢を習得していきました」
尚、正しい姿勢作りには、柔軟体操やヨガの呼吸法、ラジオ体操も役立つそう。津曲さん自身もほぼ毎朝、熱海にある自宅マンションのプールで水中ウォーキングしているそうです。美しい歩き方は、正しい姿勢から。正しい姿勢は、なにげない日常から。日々の積み重ねが、なによりも大切ということですね。