俳優・大塚寧々さんインタビュー。セルジュ・ゲンズブールに憧れて、パリの家を訪ねました
1991年の3月2日に亡くなったフランスのアーティスト、セルジュ・ゲンズブール。俳優の大塚寧々さんは、10代で耳にした「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」に衝撃を受け、ゲンズブールの音楽や言葉に影響を受けてきたそう。念願が叶い、昨年パリのゲンズブールの家を訪れたそうです。
お話を伺った方
大塚寧々/おおつか・ねね
俳優
東京都出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。モデルとして活躍後1992年に俳優デビュー。数多くのドラマや映画に出演。公開中の映画『ソーゾク』では主演を務めるほか、『君の顔では泣けない』、『冬へのパッサカリア』など話題作に出演中。
息遣いさえ聞こえるような濃密な空間に感動しました。
「ゲンズブールとバーキンが実際に暮らした家を訪れることができて幸せでした。キッチンや寝室なども公開しているのですが、すべての空間が濃密なんです。いろんな感情が、まだ部屋のあちこちに残っていそうな、そんな空気感。この空間を大切に残したいというシャルロットの気持ちが分かるような気がしました」
多感な10代から20代にかけてゲンズブールの音楽や言葉、人生哲学に触れ影響を受けたという大塚さん。パリの家を訪ねたことで、その魅力を改めて感じたそうです。
「ユーモアと寂しさ、危うさと優しさ、そんな相反する魅力に惹かれます。でも自分の夫がこういうタイプだったら、目が離せなくて消耗しちゃいそう。バーキンとは磁石のような関係で、傷つけ合ってボロボロになる時もあるけど、強烈に惹かれてしまう。別れてからも互いを思い合っていた関係が素敵ですよね」
ゲンズブールの暮らした家とミュージアム。
1969年から1991年まで暮らした家と私物を集めたミュージアムが、娘シャルロット・ゲンズブールの意向により一般公開中。オンライン予約は争奪戦とのことですが公式サイトをチェックしてみて。
ミュージアムには様々な遺品が並ぶ。
© Alexis Raimbault for Maison Gainsbourg, 2023
Maison Gainsbourg
住:14, rue de Verneuil 75007 Paris
公式サイト:https://www.maisongainsbourg.fr/en
取材・文/吾妻枝里子、コーディネーター/木戸美由紀
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