TVなどでも活躍する料理家・脇雅世さんに、ここ数年でスラリとすっきり体型になった理由を伺いました。
2年ほど前に半年ほどかけ、糖質オフダイエットですっきりと痩せた脇雅世さん。きっかけはご主人の一言から。
「ズボンがどれもきつくなってしまって、買い直さなくてはいけないっていうんですよ。健康を考えてそれじゃダメだとなり、巷で流行っていた糖質オフダイエットに夫婦で挑戦することにしたんです」
参考にしたのは医師の渡辺信幸さんが提案する「MEC食」でした。肉
(meet)卵(egg)チーズ(cheese)を食事の中心にして、ひと口 30回よくかんで食べるという食事方法。
「低糖質で高たんぱくが基本。これに野菜を組み合わせた食事を心がけました」はじめのうちは、お米はもちろん、糖質の多い野菜なども食べず、料理に使う(たとえば、から揚げなど)小麦粉なども除去していたといいます。あれもこれも食べられない……ということにはならなかったのでしょうか。
「それがね、糖質オフの食生活を続けていたら、フランス料理がとても理にかなっているのだと気づいたのです。肉料理が多く、調味に砂糖を使わないこともあり。そのため、私も夫も、そんなに苦労はなかったんです」
食生活の変化でとくに感じたのが、以前は過剰にカロリーを摂っていたということ。現在も糖質オフの食生活を続けています。「炊飯釜も処分してしまいました。外で食事をしたときは軽めにいただいてます。パンとバターの組み合わせも大好きなので、たまに、ほんの少しだけ口にしています」
脇雅世/わきまさよ
家庭で気軽に楽しめるフランス料理を提案する料理研究家の草分け的存在。近著『自然派おやつ』(主婦の友社)のほか、著書は60冊を超える。
『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 安井真喜子/文 結城 歩