「今までもすごく太っていたわけではないけれど、もっとすっきりした体になりたくて」と、今回は絶対にやり遂げるという思いで取り組んだダイエット。果たしてその内容は……。
人生最後のダイエットと銘打ち、がらりと食生活を変えたという野口真紀さん。「食生活より〝食べ習慣〟というほうがしっくりくるかもしれません。たとえば、撮影があるからといって朝からガッツリ食べたり、子どもの残したものを仕方なく食べたり、空腹時に甘いものを食べたり。そういう何気ない習慣を一切やめたんです」
食事の内容はたんぱく質と野菜をメインにした和食。米は少なめにして、満腹にならないよう、常に腹7~8分を保つようにしたといいます。さらに10年以上続けているランニングやヨガなどの運動もして、半年ほどでマイナス5㎏のダイエットに成功しました。
「今までも、すごく太っているわけではないけれど、なんとなくぽっちゃりという感じで。高校生のころから体重はずっと変わらなかったんです。でも、トップスをインするスタイルを楽しめなかったり、なんとなくボトムにお肉が乗っかってしまう感じだったり、そういうのがずっといやだなと感じてて。今回は絶対やってやる!と思い、いまもベスト体重をキープしています」
痩せてなにより楽しんでいるのがファッション。洋服はもちろん下着まで
すべて買い替えたという話からも、その気概を感じます。
「まわりに『痩せましたね!』といわれると気分がいいし、心もからだも軽いのが心地よいんです。いまの体型をキープしつつ、もうすこし筋力をつけたいので、今年はジムに通って筋トレしたいと思っています」
野口真紀/のぐちまき
旬の食材を使った家庭料理を提案。料理のほか、器や布使いなどにもファンが多い。『きょうのごはん』シリーズ(主婦と生活社)など著書多数。
『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 安井真喜子/文 結城歩