人生を豊かにする要素がたくさん詰まっているのが映画。その要素の一つがファッションです。今回は、60年代、70年代の映画が好きというフランス人デザイナーのお二人に、作品からインスパイアされたファッションコーディネートを紹介いただきます!
DORIS HOMBURG/ドリス・オンブール
ファッションデザイナー。小さい頃から演技を学び、2003年より映画や演劇のス タイリストとして活躍後、20時16年プレタポルテのブランド「Maison Doris」を立ち上げる。@maisondoris
映画に行く時はスニーカーを履いていきます。映画の余韻に浸りながら、パリの街を歩いて帰宅するのが大好きなんです」と語るドリスさん。そんなドリスさんがインスピレーションを受けたという映画は、『なまいきシャルロット』。
「ボーダーシャツ、デニム、スニーカーは、時代が変わっても不変の魅力を放つファッションです。私もシャルロットも年齢を重ねたけど、永遠に色褪せないコーディネートは、今だからこその着こなしが楽しめます」
LIZ STIRLING/リズ・スターリング
アーティスト兼テキスタイルデザイナー。
豪・メルボルン出身。パリ在住30年。美術と文化を学び、 エルメスのスカーフ“カレ” のテキスタイルデザインを担当するなど、アーティストとして活躍。@lizvegas99
オードリー・ヘップバーンの映画のファッションが大好きと話すリズ・スターリンさんがインスピレーションを受けた映画は『マイ・フェア・レディ』。「白と黒のモノトーンなど、グラフィック的に美しい装い。オードリーの姿勢や嗜み、すべてがエレガントに洗練されている映画だと思います。」
写真 篠あゆみ(ドリスさん)、新村真理(リズさん) / コーディネート 鈴木ひろこ / 文 今井恵 / 再編集 久保田千晴