
おにぎりよりは気が利いていて、お寿司ほど改まっていない。手土産にしたら喜ばれる、便利で美味しいテイクアウトおいなりさんをご紹介します。豊富な種類の中から、気になる味をチョイス。季節ごとに違う味も楽しめます。個包装のものもあるので、桜を見ながら気軽に一口、いただいてみてはいかがですか?
1.おいなりさん 呼じろう(おいなりさん こじろう)
楽屋見舞いに考案した、 ひと口サイズの逸品。

店主の故郷近くで代々手作りの、シコシコとした弾力に富む熊本県産の南関揚げを用いている。やや硬めに炊いたご飯の酢飯に季節の具材を混ぜ、お揚げでくるりと巻いて完成。
2.KAMOS h i b i y a(カモス ヒビヤ)
キャンディ風のかわいい包みがトレードマーク。

棚田米にプチプチとした食感のもち麦を加えた酢飯と、無添加のだしで炊いた京都産の油揚げがベース。イリコや農薬不使用の野菜を混ぜた定番の味をはじめ、すべてが厳選素材。
3.糧亭 銀座魚勝(りょうてい ぎんざうおかつ)
ほろっととろける穴子と、 さまざまな食感の五目味。

弥左エ門いなり。上段は香る五目 1個¥300、下段はわさび 穴子 1個¥350(ともに税込)。8個入り(各4個)¥3,000 (税、箱代込)。付属の辛子は五目に、山椒は穴子に合う。
昨年末、割烹をカジュアルにリニューアルした店の名物。薄く繊細な食感の油揚げの中身は、 酢飯に活き穴子をふっくらと炊きわさびと合わせたものと、柚子が香る五目の2種類。
『ku:nel』2020年5月号掲載
写真 三東サイ/取材・文 船山直子