【次の休みに読みたい本vol.4】コロナ禍以降定着?!片づけの発想とリバウンドしないための指南書
書店の実用書コーナーに立ち寄ると、「捨てる、やめる、手放す」といったタイトルが目につきます。どうして今この類の本が売れているのか、そして今読んでおきたい一冊とは?『ジュンク堂書店池袋本店』で実用書を担当している山本寿子さんに取材しました。
コロナ禍以降の、〝おうち時間〟の見直しが、片づけブームを後押し
ジュンク堂書店池袋本店で実用書を担当している山本さんに話を聞くと、2009年の断捨離ブーム、2010年の近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』の大ヒット以降、片づけ本が多く刊行されるようになったと実感しているそう。
「2020年のコロナ禍では、おうち時間を心地よく過ごすための手段として、多くの方が意識的に片づけに取り組むようになりました。現在はリバウンドを防ぐための意図も含まれた、さまざまな本が刊行されているのではないかと感じています」
推薦してくれた5冊は、いずれも片づけのプロによる経験やメソッドが詰まったヒット作。「明日からやってみようと思えることで、前向きな気持ちの変化を感じていただけたら」
ジュンク堂書店池袋本店山本寿子さん推薦の5冊
『1万軒以上片づけたプロが伝えたい捨てるコツ』
二見文直 著 ダイヤモンド社
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」を運営し、遺品整理やゴミ屋敷清掃などの片づけサービスを提供する著者が提唱する片づけ術は、とにかく「捨てる」こと。手放せないものを捨てるコツ、実家の片づけに必要なことなど、プロならではのアドバイスが満載。
『心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ』
ブルックス・パーマー 著
弓場 隆 訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン
アメリカで片づけコンサルタントとして活躍する著者がガラクタの処分法を解説。「実用的な片づけのテクニックというより、ガラクタや片づけに対する考え方などについて向き合うセラピーのような一冊。即実行に移せない方にこそ、じっくり読んでいただきたい」
『この服で誰かに会いたくないなと思ったらその服は寿命』
yur.3 著 サンマーク出版
約16万人のフォロワーを持つ“片づけ”のトップインスタグラマーが“捨てられる人生”へと導く。「著者の“モノを捨てる勇気がわく格言”がとてもリアルに刺さり、納得しながらモノを見直すきっかけに。洋服だけでなく片づけ全般について触れられているのもうれしい」
『1日5分からの断捨離モノが減ると、時間が増える』
やましたひでこ 著 大和書房
“断捨離”の提唱者やましたひでこ氏が、自宅を公開しながらすっきり気持ちよく暮らすためにできる断捨離メソッドを紹介! 大量のもの、大きな空間に手をつけるのではなく、“目の前のひとつ”、“たった5分”の積み重ねで家の中の不要なモノと空間を断捨離。
『人生が変わる 紙片づけ!』
石阪京子 著 ダイヤモンド社
金融機関や自治体からの書類、郵便物など、捨てられないけど肝心な時に見つからない“紙”の片づけ法を解説!「大事そうだからしばらく取っておこうとすると、すぐに溜まってストレスになる“紙モノ”に特化した片づけ本。ためになるアドバイスがいっぱいです」
『クウネル』2025年11月号掲載 写真/鳥羽田幹太、取材・文/吾妻枝里子