「ふた旅」の金沢は加賀棒茶と伝統工芸を深堀り!『OMO5金沢片町』の金沢KOGEIナイトサロン
子育てを終えたいま「また」旅に、若い頃に感激したあの地へ「再び」旅に、娘と「ふたり」で旅に、久しぶりに再会した友と「いまこそ」旅に。そんな「ふた旅」を応援しているクウネル・サロンがおすすめしたい金沢の旅をレポートします。
目 次
街のど真ん中だから、金沢旅もフットワーク軽い!
北陸新幹線の延伸以来、ぐっと身近になった金沢。文化と伝統、そして美食が、街のなかにギュッと凝縮されていて、大人の旅の目的地にぴったりなのです。何度目かの金沢、兼六園や、風情たっぷりの茶屋街の定番コースは外して、進化した楽しみ方を見つけました。
都市での観光を思い切り楽しみたい旅行者のために、ホテルとその周辺の「街ナカ」全体をリゾートとして捉え、その土地ならではの魅力を深く体験できる新感覚のホテル「OMO」シリーズ。
カフェやレストラン、古着店などが約430mに渡って続く竪町(たてまち)商店街の一角というとにかく好立地。
今回ご招待いただいた『OMO5金沢片町 by 星野リゾート』は、金沢の街をディープに楽しみ尽くせるホテルです。食を舌で味わい、伝統文化や歴史などの「趣き」を味わうことをテーマに掲げていて、スタッフのみなさんの「金沢愛」がひしひしと伝わってきますよ。
1階のロビーには、あちこちに「OMO流」にアレンジされたかわいい伝統工芸品が飾られています。
客室は、金沢の文化を取り入れつつ、快適で機能的にデザインされているのが特徴。随所に「かゆい所に手が届く」仕掛けがあり、さすが!と滞在中に何度もうなってしまいました。
旅のお楽しみ、朝食はアメリカンブレックファスト、濃厚な味わいのクロックムッシュなどから選べます。加賀棒茶を使用したお茶漬けは、ここでしか味わえない!
2,100円でいただける朝食(スープ、ドリンクバー付き)は、写真の棒茶茶漬け、アメリカンブレックファスト、クロックムッシュ3種のプレートから選べる。
ホテル付近の「ご近所」を楽しむための仕掛けがいっぱい!
観光名所はひと通り見てまわった、旅のツウが知りたいのは、ローカルな景色や、地元の人に愛されている飲食店など。ホテルから徒歩圏内の「ご近所」を楽しむためのサービスこそが、「OMO」の真骨頂です。
街を愛するスタッフが、ガイドブックには載っていないような地元のディープな情報や、おすすめの飲食店などを案内する無料のガイドツアーがあったり、マップを配布していたり…。そんなとっておきのサービスが「Go-KINJO(ゴーキンジョ)」。
この日は、金沢探求がライフワークの堀安優美さんが案内。特に飲み屋さん情報濃い目にガイドしてくれました。
おしゃれなワークコートを着たご近所ガイド OMOレンジャーが、ホテルまわりの魅惑的スポットを熱く深く案内してくれるツアーは、毎日開催しています。
観光客目線では、絶対に辿り着けないお店やスポットを、金沢愛あふれるレンジャーさんたちに案内され、いつもとは違う旅が楽しめます。
伝統工芸に囲まれて加賀棒茶を楽しむ「金沢KOGEIナイトサロン」
旅人に全力で金沢を味わってもらおう!という気迫すら感じる『OMO5金沢片町』。極めつけは毎晩、カフェスペースで催されている「金沢KOGEIナイトサロン」。雰囲気たっぷりの「サロン」で、2種類のお茶と和菓子をいただける、宿泊者限定のサービスです。
金沢箔や加賀水引細工などの伝統工芸品をしつらえたカフェスペースは、19時を過ぎると「金沢KOGEIナイトサロン」にアップデート。
夕飯を楽しんだあと、部屋に戻る前のひと呼吸。ふくよかな香りの加賀棒茶は、口や胃をすうっと鎮め、さっぱりとさせてくれます。
ご近所のおいしいもの
旅の醍醐味と言えば、おいしいもの。美食の街・金沢では、「ここでしか食べられない」「いましか食べられない」、そんなスペシャルな味覚で満ち溢れています。
\お茶/
加賀藩3代目藩主・前田利常公により茶文化が盛り上がった石川県。特に加賀棒茶は、特産品として人気。緑茶の生産過程で不要となる茶の茎の有効活用を金沢の茶商が開発したといわれています。
そんな加賀棒茶をつくる、数少ない茶の店『野田屋茶店』は、『OMO5 金沢片町』のご近所。店内でひきたての抹茶がいただけるなどこだわりの味です。
ほっこり加賀棒茶パフェ 1,000円と、加賀棒茶ラテ 550円。
盛り付ける器は、輪島塗をはじめとしてすべて石川県の伝統工芸品が使用されていて、使われる食材も石川県産にこだわり、料理長自らが能登やその他の県内をまわって集めてきた食材ばかり。
金沢の工芸を体験して、もっと深く知る
伝統工芸が日常に息づく金沢ですが、「見る」を越えて「体験」することで、その奥深さをより知ることができます。さまざまな工房で「体験」メニューがあるので、「ふた旅」の金沢では、参加してみるのはいかがですか?今回、取材チームが参加した二つをご紹介します。
\加賀水引/
ふっくらと折り目を付けずに仕上げ、立体的な仕上がりが特徴の加賀水引。その加賀水引の発祥の店『加賀水引 津田』では、100年を超える水引の歴史に触れ、楽しんでもらおうと水引体験を実施しています。
石川県の希少伝統工芸に指定されている加賀水引細工の唯一の工房。
取材チームが選んだのは、水引チャームづくり。和紙を細くしたこよりを結び、形をつくっていくのですが、ヒモ状のものから華やかな意匠ができあがっていくさまが見事!
\金箔/
金沢の伝統工芸の代表格ともいえる金箔は、なんと全国生産量の99%以上をシェア。加賀藩が金箔づくりを保護したことや、冬でも多湿な気候が関係しているそう。
エントランスが金箔の『箔座』。は、金沢駅近くの工房。
今回お邪魔したのは、金沢の『箔座』。伝統の縁付金箔製造から化粧品、食用箔、工芸品まで幅広く展開し、金箔の魅力を伝える老舗です。そこで行われている伝統的な金箔「縁付金箔」の職人の仕事を体験できるプログラムに参加しました。
「ふた旅」の金沢。ただ「見て知っている」から、「体験して自分も参加する」ことで、伝統の手わざのすごさや受け継がれてきてきたことの奇跡を知ることができました。「金沢愛」たっぷりの『OMO5金沢片町』の「OMOレンジャー」の熱量たっぷりなプレゼンで、ありきたりではない金沢を堪能できました。