人生の選択はいつだって惰性より挑戦!執着をどんどん手放して自由を求めるパリジェンヌたち

エッフェル塔

ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRのトップをつとめ、業界内外で「もっともパリジェンヌな日本人」と称された藤原淳さんが、パリジェンヌのリアルな姿を綴ったエッセイの第二弾を上梓。

その中で紹介されている、パリジェンヌ流の生き方のエッセンスを、一部抜粋してお届けします。『パリジェンヌはおやつを食べないって本当?!彼女たちがバッグに忍ばせる小腹対策「三種の神器」とは?』に続く、連載三回目です。

※本企画は、藤原淳さんの『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』(ダイヤモンド社)からシリーズ3回でご紹介します。

パリジェンヌ20の神習慣 その3

藤原淳さん著書 パリジェンヌはダイエットがお嫌いの格言

現状にしがみつく人。
誰かにしがみつく人。
理想にしがみつく人。

私達は何かしらにしがみついて生きています。しがみつくというのはもたれかかり、依存することですが、多くの場合、しがみついている人は自分がしがみついていることにすら気付いていません

そしてしがみつくことは惰性ですから、ダラダラとそのままで過ごしてしまいます。しがみつくのは案外ラクなことなのです。

藤原淳さん著書 パリジェンヌはダイエットがお嫌い WALNUTさんイラスト

しがらみを嫌うパリジェンヌは「しがみつく」ことを良しとしません。彼女達はいつだって惰性より挑戦を選びます。何よりも自由を追い求めます。

そんなパリジェンヌに影響され、私も長年のルイ・ヴィトンにおけるキャリアを手放しました。正直言って崖から飛び降りる思いでしたが、決心して本当に良かったと思っています。今となっては、なぜあれほどまでに自分がキャリアや肩書というものに固執していたのか、不思議で仕方ありません。

人生には「自分が何かにしがみついていること」に気が付いてしまう時があります。そして一度気が付いてしまうと、もう目を瞑(つむ)ることができなくなります。自分を騙すことができなくなるのです。

パリのアパルトマンから見えるエッフェル塔

※写真は本文とは関係ありません(以下、同)

その時は迷わず「手放す」ことをお勧めします。それはとても勇気がいることです。かなりのエネルギーを要することでもあります。けれども、それだけの価値があることです。

痩せることへの執着を捨て去り、体重計を手放した瞬間、「自分は本当はどうありたいのか」ということが少しずつ見えてくるというお話をしました。同じように、これまでしがみついてきたものへの執着を捨て、それを手放した瞬間、「自分本来の姿」が見えてきます。「自分が本来あるべき姿がはっきりしてくる」と言った方が正確かもしれません。

パリの街

そしてそうすることによって初めて、人は美しく、しなやかに生きていくことができるようになります。自分らしい魅力が滲み出てくるようになるのです。

さあ、あなたは何を手放しますか

PROFILE

藤原淳ポートレート

藤原淳

ラグジュアリーブランド・マイスター。著作家(パリ在住)。
東京生まれ。3~6歳の間イギリスで育つ。聖心女子大学国際交流学科卒業。1999年、歴代最年少のフランス政府給費留学生としてパリ政治学院に入学。卒業後、在仏日本国大使館の広報を担当したのち、ルイ・ヴィトンのパリ本社にPRとして入社。ディレクターを経て、2021年に退社し著作家へ。著書に「Mes rituels japonais (日本人である私の生活習慣) 」(2022)、「La parfaite Tokyoïte(真の東京人)」(2023)、『パリジェンヌはすっぴんがお好き』(ダイヤモンド社)など。

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藤原淳さん著書 パリジェンヌはダイエットがお嫌い

パリジェンヌはダイエットがお嫌い

ルイ・ヴィトンのパリ本社でPRトップをつとめ、「もっともパリジェンヌな日本人」と業界内外で称された著者が、パリ生活で出会った多くのパリジェンヌの実例をもとに、パリジェンヌ流「最高の自分でいるための20の神習慣」を提案するエッセイ。

パリジェンヌはダイエットがお嫌い』(ダイヤモンド社)240P
1,540円
出版社HP

イラスト/WALNUT

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