【次に買いたくなる服、５つの理由】ちょっと不思議な立体パンツは「体型を選ばず似合う！」とブランドの看板ボトムスに

前は似合った服がどうもしっくりこない、新しい服を買いたいけれど何を買えばいいかわからない…。そんな方に、クウネル・サロン編集部が試着しまくって出合った「推しの一着」をレポート。ヒットの理由、スタイルアップの秘密、開発のこだわりなどを、作り手さんに直接伺ってきました。

染色から自社アトリエで製作するこだわりのブランド

生地作りからパターン、縫製、染色まで、自社のアトリエで一貫して行っているメイドイン日本の『FACTORY（ファクトリー）』。同ブランドといえば〈サルエルパンツ〉が人気ですが、それと並ぶヒットアイテムが〈綿麻キュービックパンツ〉です。

〈綿麻キュービックパンツ〉2万8,600円、サイズ／1（S）・2（M）、カラー／ベージュ（写真）、ピンク、イエロー、ホワイト、ブラック、グレー。

編集部も試着してみてびっくり！気になるお腹周りが目立たず（ぽっこりが隠れている？）、全体がすっと縦落ちしして、ワイドパンツなのに低身長（154cm）の私でもスタイルが良く見えるような…。

「〈綿麻キュービックパンツ〉は、２年前に登場して以来、「体型を選ばず誰にでも似合う」と評判になり、お客様からのご要望を取り入れながら進化し続けているアイテムです。現在ではシーズンごとに生地を変えて展開し、ご指名買いも多く、もはやブランドの看板になりつつあるワイドパンツです」と、デザイナー・野村仁美さん。

アイテムのだわりポイントを伺うと。。。

ベルギー産の最高級リネンとペルー産の超長綿を使った、綿麻生地で仕立てています。超長綿とは、繊維が特に長い高品質な綿のことです。一般的な綿よりも繊維が長いため、強度が高く毛羽立ちにくいのが特徴。また、なめらかで肌触りが良く、光沢もあります。

パターンにもすごくこだわっていて、人のどんな動きにも合うよう、すべてサイズが違う10枚のパネル（生地）を貼り合わせ、立体的に仕上げています。既存のボトムスの固定概念を外した「人に寄り添うパンツ」を目指しているんですよ。

では、「それ、欲しい！」と思わずにはいられない、５つのポイントをご紹介いただきましょう。

５つの「それ、欲しい！」ポイント

point1＿ウエストが目立たなくなる⁈魔法の切り替え

おなかの下の方にダーツが細かく入っていて、そこからパネルを切り替えています。おなかのパネルが下腹部をやさしく抑えつつ、ゆったりと広めの足幅のパネルがおなかのふくらみをさりげなくカモフラージュしてくれるんです。

足のパネルの動きもプラスされ、サイドから見ても下腹部ラインはすっきり。ウエストのギャザーで窮屈感もありません。

point2＿気になる足のラインをカモフラージュ！「コクーンシルエット」

コクーンシルエットってご存知ですか？コクーン（まゆ）のようにふんわりと丸みを帯びたシルエットで、女性らしいやわらかさとリラックス感を演出するデザインです。そんな丸みのあるシルエットの立体感が、足のラインを自然にカバーします。パンツを履いたときに「太ももの横のハリが気になる」という方にも安心の設計で、しゃがんだ時のゆとりと、動きやすさにもこだわりました。また、左右非対称のデザインが、体型（下半身）を上手に隠すところもポイントです。

ヒップのボリュームを抑え、裾にかけて細くなるテーパードシルエットで、バックスタイルもすらりとした印象に。

point3＿どんな身長でも似合う「丈」

丈にはとてもこだわり、長くても八分丈でもかわいく履けるよう、トップスとのバランスを取りながら、細かく調整して仕上げています。「長すぎる」「短すぎる」と感じることなく、背が高い人、低い人どちらが履いても不思議と「ちょうどいい」と思える丈感です。

160cmの方（写真）が着用すると、少し足首が見えるアンクル丈。身長によって、長めの十分丈から軽やかな七分丈まで、どの丈感に変化しても素敵に着こなせます。

point4＿縦落ちですっきり見せる「生地使い」

綿麻ミックスの生地で、通常は綿を経糸（たていと）に使うことが多いところを、このパンツでは、あえて麻が経糸にくるよう、生地を配置しています。こうすることで、パンツのボリュームが横に広がらず、縦にすとんと落ちるようなきれいなシルエットが生まれます。伸ばして干せばアイロン要らず。吸湿性に優れたさらりとした肌触りは、暑い季節にぴったりです。

きめ細かい綿としなやかで耐久性に優れた麻を織り上げた綿麻生地。着るほどになじみ、風合いも増します。

point5＿ゆるくなり過ぎない「ウエストゴム」

広げると120cmあるウエストは、平ヒモ入りの総ゴム仕様。ゴムだからすこぶるラクちん（キツイかも？の心配もナシ）なのですが、このヒモがジャストサイズに調整でき、ゆるくなり過ぎません。さらに、前下がりを防いで美しいシルエットをキープ。前開きだと生地の重みでフロントがもたつきがちですが、ゴム仕様だからこそ、すっきりとした立ち姿が生まれます。