長年憧れた田舎暮らしを実現。ハワイの自然に癒される日々ーEriko Trimbleさん【住まいと暮らしvol.71】

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の山崎美弥子さんのバトンを受けてご登場いただくのは、ハワイでセレクトショップ「at Dawn O'AHU(アット ドーン オアフ)」を営むEriko Trimbleさん。
Erikoさんの暮らしのルール
1)食が体を作る(できるだけ原形があるものを食べる)
2)家は家族のサンクチュアリ
3)人にもペットにも家にも、愛を伝える

東京に生まれたErikoさん。ハワイに暮らすようになったきっかけは、語学留学だったそう。
「初めはオーストラリアに行ったのですが、あまり風土が合わなくて。気候が温暖で海も山も近く、日本食材が揃うハワイを選びました。当初は1、2年で語学を習得したら帰国するつもりでしたが、もっと生の英語に触れたいと思っていたところ、機会に恵まれてアパレル会社で働くことに。働いてみると日本よりもストレスがなく、楽しくて。流れにまかせていたら独立することができました」

天文学者だったErikoさんの祖父が、戦前に撮ったという月の写真。「小学生の頃にもらい、ハワイまで大切に持ってきました。本当は新月から満月まで8枚あるので、厳選した3枚を祖父の思い出として飾っています」
オアフ島のカカアコで、セレクトショップ「at Dawn O'AHU」の共同オーナー、デザイナーを務めるErikoさん。お店に並ぶ洋服のほとんどのデザインを手がけているそう。
「コットンやリネンなど、自然素材を使用した体にも心にも、環境にもよいものなど、自分が好きなもの、素敵だなと思うもの、ワクワクするものを揃えています」

「at Dawn O'AHU」にはオリジナルのアイテムのほか、洗練されたセレクトアイテムも並ぶ。
最近、長年の憧れだった田舎に引越しをして、
「隣がビーチパークというロケーションに惹かれて、引越を決めました。家にいるときは毎朝晩、庭から隣の公園を散歩して、自然に癒されています。朝、 時間に余裕があるときは公園で太陽礼拝や瞑想をして、気持ちをスッキリさせています。 少しでも公園が快適な場所になるように、朝の犬の散歩はトングと袋を持ってゴミ拾いをするのが習慣になりました」

庭で採れたマンゴー。「マンゴーの木がある家が多いハワイ。海の側に住むことと、マンゴーの木のある家に住むことが夢だったので、引っ越して夢が2つも叶いました。たくさん採れるので近所の方におすそ分けしています」
現在はリビングスペースをリノベーション中。お気に入りの場所になりそうだとか。
「田舎は空気が軽やかで、気持ちに余裕が持てるようになりました。土が見える部分が都会と比べて多いので、大地を近くに感じます。また物欲が少なくなり、暮らしがシンプルになりました。お店をやっているので、まったくなくなるのも困りますけど(笑)。ハワイはいい意味で人の目を気にしなくていいところが、暮らしやすいですね」

隣の公園から見えるサンセット。「毎日表情が違って、とてもきれい。撮ると、インスタグラムに載せて友人にお裾分けしています」
profile
Eriko Trimble /エリコ トリンブル
東京生まれ。短大卒業後、アパレルで働く。
Instagram@atdawn_oahu
Erikoさんがバトンを渡すのは、アパレルブランド「Kiira」のディレクター・加藤一美さん。「同じ世田谷区出身の親友。数年前から南葉山で暮らしています。ガラスとコンクリートのとても素敵な家を建て、随所にこだわりのある暮らしは必見です」とErikoさん。加藤さんの暮らしは、5月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。