子が巣立ち、自分仕様にアップデート中の50代ひとり住まい。『トラックファニチャー』のソファに犬猫が集う

スタイルは違えど、自由さ、自分らしさが煌めく!大人ならではのひとり暮らしは楽しくて深遠です。編集者・文筆家の小林孝延さんの家を訪ねました。

子供たちが巣立った家を、心地よい空間にアップデート。

緑に囲まれた3LDKのマンションで、犬1頭と猫4匹と共に暮らす小林孝延さん。約7年前、闘病中の妻と思春期の子供たちとの暮らしに保護犬の福ちゃんが加わり、現在の住まいに引っ越しました。

『トラックファニチャー』のソファを中心に、動物たちが集まるリビング。「西日が美しく動物たちもくつろいでいる夕方は、買い物に出かけるのも惜しいと感じるくらい、この空間が好きですね」

「この家に引っ越したときは無我夢中で、今の暮らしは想像もつきませんでした。僕にとって家はあくまで家族が暮らすための空間でしたが、いつのまにか1人になって、今は自分のための空間作りを楽しむ時期がきたのかな。一昨年から少しずつ、リフォームや片づけを進めています」

トイレは最初にリフォームしたこだわりの空間。はいいろオオカミさんのアートは最近迎えたお気に入り。

リビングのキャビネットにはお気に入りの絵画を。井藤昌志さんのシェーカーボックスには日常の細々したものを収納。

廊下の奥のキャビネットには動物モチーフのグッズをディスプレイ。

人見知りの動物たちが業者の出入りでストレスを感じないよう、トイレやキッチンなどリフォームは部分的に。壁のタイル貼りや塗装など、できるところは自分で手がけたと言います。

約3年前にリフォームしたお気に入りのキッチン。フランスから輸入した『ツェツェ・アソシエ』のオープン棚に、ベトナムや台湾など旅先で購入した思い出の食器や調理道具を並べて見せる収納に。

小林孝延さん自宅の間取り図。

築35年、約150平米の3LDK。マンションながら緑に囲まれた環境で、庭感覚のバルコニーは動物たちの通り道になっており野良猫の保護にも貢献。そのうち4匹が家族に。

PROFILE

小林孝延/こばやし・たかのぶ

編集者・文筆家 58歳

出版社でライフスタイル誌や書籍の編集を手がけ昨年独立。犬の福と4匹の猫と暮らす。著書に『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』(風鳴舎)。

『クウネル』2025年5月号掲載 写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子、間取りイラスト/丹下京子

SHARE

『クウネル』NO.132掲載

住まいを整えて、人生をリセットする

  • 発売日 : 2025年3月19日
  • 価格 : 1000 (税込)

IDメンバー募集中

登録していただくと、登録者のみに届くメールマガジン、メンバーだけが応募できるプレゼントなどスペシャルな特典があります。
奮ってご登録ください。

IDメンバー登録 (無料)