〈70代アーティスト片山優子さんの韓国旅〉話題の韓方ヘッドスパやおすすめカフェなどを紹介

11月中旬、初めての韓国ソウルへ訪れたアーティストの片山優子さん。4泊5日の旅程で、アートや食、個性派ホテルでの滞在を楽しみました。今回は、旅のメインイベントの一つ「韓方ヘッドスパ」のほか、おすすめカフェやショップをご紹介いただきます。

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11月21日〜25日まで、『あちゃちゅむ』のしんやまさこさんと、色々な事業をされているカオルさんの2組の夫婦と一緒に5人で韓国へ。

私だけが初韓国だったので、みんなに案内をしてもらいました。5人いると見る視線が違い、新たな発見が多い刺激的なショートトリップでした。

今回は韓国旅行の目的の一つである「韓方ヘッドスパ」のほか、おすすめのお店のことをレポートしていきます。

韓方ヘッドスパの名店『イ・ムンウォン』

韓方ヘッドスパ『イ・ムンウォン』は、韓国伝統医学で色々な受賞歴があり、特許もたくさんとられています。

イ・ムンウォン(Lee Moon Won)』は、脱毛症治療の名医であるイ・ムンウォン先生が、検査と治療のほか、ヘッドスパなどを行っているクリニックです。

女子3人で行ってきました。12年近く通っている友人の紹介で、「スカルプコース 120分」を事前予約してもらっていました。料金は、295,000ウォン(日本円で約3万円)です。

宿泊しているホテルからタクシーで到着。閑静な住宅地の中にあり、手入れの行き届いたお庭を見ながら中に入ります。日本語が話せるスタッフさんもいて、皆さまでお出迎えしていただきました。

まず最初にマイクロスコープで頭皮の診断から。1cm角の範囲で頭皮を観察していきます。初めて見る自分の頭皮に驚いたり、頭皮の現状に納得したり、初めての経験でした。

次は2階に上がり、個室でヘッドスパの始まり。先ほどの頭皮の診断に基づいて、施術いただきます。

個室はこんな感じです。

ヘッドスパのメニューは主に、頭皮のツボ押し→「スケーリング」という頭皮の皮脂改善→抗炎症剤配分の天然ヘアパック→高周波を当てて細胞の再生→スチーム→マッサージ。

頭皮のツボ押しをしてもらっているところ。

気持ちのよさで、友人たちはウトウトとしていたらしいです。私は撮影していただきながらだったので、気持ちよさを感じながらも、しっかり体感することができました。

天然ヘアパック中です。

高周波を当てて、細胞の再生を促します。

ヘッドスパ終了後は、頭皮に栄養を与えるシャンプー。その後サロンに移動して、ブローで完了です。

最後は、いよいよLee先生の診断。自身のヘアや日常のヘアケアについて話しながら、5年後、10年後の毛量や頭皮のためにどうすればいいか、具体的なアドバイスをしていただきます。

髪に対していつかの質問をしていただいた後、私へのアドバイス内容は「パーマは年2回までがいい」「シャンプー後、必ず頭皮を完全に乾かす」「髪の毛に負担がかかる三つ編みやくくることは極力避ける」などなど。

他にもたくさんあったのですが、加齢による毛量の事などプライベートということでご想像にお任せします。診断結果が書かれたカルテも作っていただきました。

院内には薬剤調合室があって、育毛剤スプレーや炎症保湿塗り薬など、それぞれに適した内容で処方していただきます。もちろん日常で使うシャンプーなども購入できます。

処方箋まで作っていただき、希望すれば商品を購入することができるので、髪の毛への意識がとても高いと思いました。

Lee先生を囲んで記念撮影。12時に入って、3人分だったからか16時前になっていました。次回はもっと時間に余裕を持って伺いたいと思います。

いただいたガイドブックを帰国後に読んでいると、今回の体験が5年後、10年後の髪に大切だったか改めて感じています。

韓方ヘッドスパ『イ・ムンウォン』

住:ソウル市江南区清潭洞37-11
https://jap.leemoonwon.com/jap/program/s03.html

モダンな白磁を取り扱う器店『日常餘百』

店名通り、“日常使い”に相応しい伝統的な白磁をはじめ、幅広い作家さんの器を取り扱うお店。陶磁器はやさしく、エレガントで美しい。

でもそれ以上に気になったのが、陶磁器をキュートに包んでいる形や生地です。リネンで包むと、しっかりと生地は立つらしい。

包み方は違うと思うけれど、日本の風呂敷にも共通点を感じます。

ユニークな包まれ方

少し歩いて、近隣のカフェ『イドリム(LEEDORIM)』で休憩。

入店するまで、期待感を仰ぐ道のりが面白い!中には大きな岩山に自然の苔。空気の流れを洗浄しているらしいです。

空間に余裕のある感じがいいなと思いました。

1階でオーダーして、2階で飲食します。

1〜2階を貫通する大きな岩山。自然の苔で覆われています。

日常餘百(イルサンヨベック)

住:ソウル特別市鍾路区紫霞門路17ギル12-15
Instagram:@ilsangyeoback

韓屋をリノベしたベーカリーカフェ『Cafe Onion』

店内で焼き上げるパンとコーヒーが人気です。

韓屋(ハノク)をリノベーションした、伝統とモダンが融合する建物が特徴の『Cafe Onion』。こちらは、3号店である安国店です。広いイートインスペースもありましたが混み合っていたので、今回はテイクアウトにしました。

こちらのお店だけではなく、朝食を食べにパン屋さんに行くと、人気店は行列ができています。パンの種類の多さ、パンの見た目も素晴らしい。そしておいしい。

こちらは、看板メニューのパンドール。

空間を楽しむことができて、パンのメニューも豊富。私が勝手に想像していた韓国のイメージと大きく違っていとても楽しめました。

店内のイートインスペースも、空間に余白を感じました。

テイクアウトしたパンを持って、近隣を散策しました。この周辺は、伝統的な建築様式の韓屋(ハノク)がたくさん残っている地区。ぜひ合わせて楽しんでくださいね。

Cafe Onion 安国店

住:ソウル特別市鐘路区桂洞146-1
Instagram:@cafe.onion

アンティーク好き必見の『踏十里古美術通り』

韓国の古美術商街というビルに連れて行ってもらいました。全5つのビルの中に200店ほどが集結し、廊下まで所狭しとアンティークや美術品などが置かれています。

ほとんどのお店で日本語が通じます。お店では「おばちゃん」が、年代や用途など色々説明してくれる。

古美術商街には、ポジャギ(韓国の伝統的な手仕事で、大きさや色の異なるハギレを縫い合わせて作られた布)に触れたくてやってきました。

アンティークと現代ものでは、価格ももちろん違いますが、しっかり技術は受け継がれていると感じます。

李朝家具など、工芸品や美術品がずらり。

また、韓国料理で欠かせないスッカラ。お店で手作りし、きれいに磨かれて売られています。

手作りなので一つずつ微妙に形が異なります。

気になったのがウィッグ。昔、韓国では高貴な夫人は毛量が多いとされていたらしい!

ヘッドスパのLee先生のサロンにも、同じようなものがありました。

踏十里古美術通り

住:ソウル特別市東大門区踏十里洞, 長安坪古美術商店街・踏十里古美術商店街

(番外編1)梨泰院にある『アスティエ・ド・ヴィラット』のショップへ。最上階のカフェがおしゃれでした。

器の撮影はNGだったので、階段などの空間を撮影しました。

足が痛くて、途中で靴を購入したカオル。こんなブーツがとっても似合う。

(番外編2)毎日たくさん歩いているので、3日目の晩御飯は焼肉へ。若い人たちで賑わってるお店です。

日本とお鍋の膨らみが反対で、脂が鍋底に溜まる仕組み。

最後は焼き飯で大満足。

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この記事の
プレミアムメンバー

片山優子

ボタンを用いて、想像を超えるコンテンポラリーアートジュエリーを制作するアーティスト。さまざまな年代と背景のボタンを用い、新たに愛と想いを吹き込むことで力強くも美しい作品を生み出す。CHANEL「ベストサヴォアフェール」にも選ばれた経歴を持ち、国内外でも注目を集めて幅広く活動している。
Instagram:@yuukokatayama

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