【動画公開】芸人(ずん)飯尾和樹さんが案内する「私の好きな東京」(前編)

「私の好きな東京」を著名人がナビゲート。今回は、両親の勤務先・目黒区役所に近い下馬で青春時代を過ごしてきたという芸人の飯尾和樹さんが、今もよく訪れるという地元、下馬〜学芸大学〜三軒茶屋を案内してくれました。

後編はこちら

『思い出の通学路』(下馬)…高校生まで通い続けた長く広い一本道

三宿から学芸大学駅方向に伸びる通称・三宿通りは、小学校から高校まで仲間たちと通った路。「広々して見晴らしがいいので、“ミニ北海道ロード”と名付けました。信号の向こうに小学校時代の残像が見えますね」

「通りのこっち側には仲のいい友達が住んでいて、ここが合流地点でした。わあ、懐かしいなあ」。実家近くの思い出の通学路から始まった地元取材。歩いているとさまざまな人に声をかけられ、その度に笑顔で挨拶を返す飯尾さん。いかに地元で愛されているかが分かります。

「下馬はのんびりした住宅街で、そこは今もあまり変わらないですね。蛇崩川跡の遊歩道では、近所の友達に見つからないように自転車の補助輪を外す特訓をしたのを覚えています。スケボーやローラースケートでもよく遊びました」

『しもつけ』(学芸大学)…若手時代を支えてくれた大将の味を追いかけて。

朝絞めの新鮮な鶏とたっぷりの野菜で作る水炊き(1人前 3,000円 ※2人前から)は、濃厚に見えてあっさりとした味わい。

芸人仲間と心置きなく飲める昔なじみの店もまた、飯尾さんにとってのホーム。お金のない20代の頃、相方のやすさんをはじめ同居していた芸人仲間たちとお世話になっていた『しもつけ』は、今も心安らぐ場所。品川の小さな焼き鳥店だった当時、近所に住んでいた飯尾さんたちがテイクアウトで注文すると、頼んだ量の1・5倍の焼き鳥と、手作りのお惣菜をたくさん持たせてくれたそう。

「お金がないのを察してくれたんでしょうね。お店で飲む時はボトルを入れるんですが、ほとんど空にしたボトルが、次に行くと満タンになってる。お会計はいつも1人1500円でいいよと言ってくれて、本当にありがたかったです」

店主の竹内さんとは30年近いお付き合い。

20年ほど前、偶然にも飯尾さんの地元学芸大学に移転。大将の味を求めて、芸人仲間たちと度々訪れているのだとか。

しもつけ

住:目黒区鷹番3-9-6 小倉ビル
営:18:00~23:00
休:月曜、祝日

撮影の裏側を動画で特別公開!

飯尾和樹/いいお・かずき

1968年生まれ。東京都出身。高校卒業後お笑いの道へ。2000年に事務所の後輩やすと『ずん』を結成。数々のバラエティ番組に出演しながら、近年は役者としてもドラマ、映画、舞台などで活躍。

『クウネル』2024年5月号掲載 写真/新津保 建秀、取材・文/吾妻枝里子

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『クウネル』No.126掲載

私の好きな東京

  • 発売日 : 2024年3月29日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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