【おしゃれ達人のバッグの中身vol.16】料理研究家・平山由香さん
おしゃれ上手な方のバッグとその中身を紹介する連載の第16回目は、料理研究家の平山由香さん。身近な素材を使った体にやさしくおいしいレシピや、バラエティに富んだお味噌汁のアイデアを発信し、素敵なテーブルコーディネートも人気の平山さん。多忙な日々を共にするバッグとその中身を拝見します。
セイルクロスを使用した丈夫な〈トートバッグ〉
アイテム選びは、"一目ぼれ"の気持ちを大切にしているという平山さん。「持ち歩いたり整理するときに、"これいいな、好きだな"と思って使いたいんですよね。そして、どんな小さなものでも長く愛せるものを選びたいと思っています」
平山さんが愛用するのは、セイルクロスを使用したバッグなどのアイテムを展開する『JIB』のトートバッグです。
「『JIB』は、学生時代にスキューバダイビングにハマっていたとき、小物を入れるためのトートバッグとウエストポーチを買ったのが最初です。これは10年ほど前、梅田阪急のポップアップショップで名入れのカスタマイズをしてもらったもの。『JIB』は、色味やデザインだけでなく、ガンガン洗えて丈夫なところもお気に入り。他にオリーブグリーンのトートをサイズ違いで揃えています」
バッグの中には、クロスボディバッグとポーチ、鍵、そして〈高橋の手帳〉の「シャルム® 1 ネオブラック」がスタンバイ。
「このサイズとデザインに落ち着いて、8年リピートしています。1ヵ月のスケジュールを確認するための月間の見開きと、書き込みができる週間ページの横罫のメモが重宝しています」
両手が自由になるクロスボディバッグはマルシェ散策の相棒
持ち物全体を通して「あまり目立ちすぎず、でもアクセントになるような色とデザイン」にこだわっているそう。
「気が付けばネイビーと、落ち着いたブルーやカーキが多いかも。真っ黒なものは私には強すぎるので、積極的には選ばないようにしています」
国内外問わず、市場やスーパーマーケット、マルシェ散策が大好きという平山さん。
「両手を自由にして身軽に動くことができるクロスボディバッグは、仕事の買い出しや旅先でのショッピングに欠かせません。中には必要最低限、お財布とスマホだけ入れています」
(写真上から時計回りに)
『ボッテガ・ヴェネタ』のクロスボディバッグ:コーディネートしやすい、綺麗なニュアンスカラーがお気に入り。
スマートフォン:iPhoneを愛用。しっかりしたケースは少し使いづらいので、クリアカバーのみ。
『ボッテガ・ヴェネタ』のお財布:小さいながらコイン、カード、お札も入る頼もしい存在。
(写真上から)
『FACE A FACE』の〈Bocca〉シリーズのリーディンググラス:初めてのリーディンググラスなので遊び心を大切に選びました。フレームの耳にかかる部分がハイヒールという楽しいデザイン。落ち着いたブルー基調は、目立ちすぎず気に入っています。
『OSAJI』の〈リップゲル〉:使いやすいさらさらのテクスチャーで潤いを補給。
『SISLEY』のリップ:化粧直しのための道具は基本的に持ち歩きませんが、少し付けると顔色が良くなるので口紅だけは携帯。
『AESOP』の〈レバレンス ハンドバーム〉:お土産でいただいたもの。べたつかずほどよい香り。
フィンエアーのアメニティポーチ:『マリメッコ』デザインで、色と形、大きさ、軽さがバッグインポーチとして最適。
たっぷり入る海外スーパーマーケットのオリジナルエコバッグ
仕事柄、たくさんの食材の買い出し必要なのが、大きなサイズのエコバッグ。
「いま使っているトートは、フランスのスーパーマーケット"モノプリ"のオリジナルです。しっかりとして容量もたっぷり。布のエコバッグは、フランスのブルターニュで訪れたそば粉のガレットのカフェで購入。旅の思い出が一緒なので、気分も上がります」
車での外出が多い平山さん。愛車には保冷バッグと、気分転換グッズを常備しているのだとか。
「保冷バッグは買い出しのマストアイテム。海外のスーパーマーケットのオリジナルデザインを見つけると、ついつい買ってしまうんですよね。そして、車のトランクにはコーヒーセットと凧を積んでいます。神戸は海に近く、この2つを持ってちょっとドライブするのがちょうどいい息抜きになっています」
平山由香
神戸市在住。料理研究家、国際中医薬膳管理師、薬膳茶スーパーバイザー、発酵食品ソムリエ、オリーブオイルソムリエ 。
1991年より料理教室キュイエールを主宰。2014年よりお味噌汁復活委員会代表。
NHK「きょうの料理」など各種メディアで身体と心を整えるレシピ、気軽に楽しむテーブルコーディネートを紹介。日本のソウルフード<お味噌汁>を次世代に繋げたいとの想いで各地に赴き、お味噌汁ワークショップを行う。2017年2019年にはフランス、スイスで開催。『今日からはじめる簡単みそ汁習慣 みそ活。』(京阪神エルマガジン社)、『毎日のお味噌汁』(KTC中央出版アノニマ・スタジオ)ほか著書多数。
インスタグラム
料理教室キュイエール インスタグラム