クウネル本誌でも、過去に素敵なインテリアの部屋を公開していただいた、パリ在住のアーティスト河原シンスケさん。エルメスの香水＜ローズイケバナ＞のリミテッドボトルデザインや、同じくエルメスで世界中にコアなファンを持つ「petit h（プティ アッシュ）」の多数のプロダクトデザイン、今年の4月に大阪の中之島美術館で開催された『エルメスのpetit h-プティアッシュ』展においては、空間とコンテンツの領域を超えたセノグラフィーも手がけています。

そんな河原さんがジュエリーブランド「festaria（フェスタリア）」とコラボレーションし、ポップアップストア『petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria』を10月4日（水）〜10日（火）の期間、伊勢丹新宿店にて開催。一部のアイテムは同日より三越伊勢丹オンラインストアでも販売します。

古代ローマ時代の硬貨のようなコインジュエリーは、時を経たような風合いと、そこに刻まれた河原さんならではのジャポニズムなウサギやニンジンが施され、文字も独特でなんともキュート。それらのデザインをfestariaの熟練職人がコインの凹凸からテクスチャー、ペンダントトップの金具やリングのアームまで意匠を追求した、最高の仕上がりになっています。

「肌に触れるジュエリーはお守りのようなもの。大人になればなるほど、これまでの経験が加わり、行き過ぎない遊び心のあるジュエリーがその人となりを表し、より素敵にみせてくれると思います。それは女性に限らず、男性も同じ。素敵に歳を重ねたいと自分自身も常日頃思っています。どんな作品を創る時も、必ずストーリーを考えて制作します。今回も同じです。大人の肌にも美しく映える遊び心のある、古代ローマのフィクション＆ノンフィクションから発想した物語のジュエリーが出来上がりました。僕自身、常に心がけていること、それは正しくいつまでもエイジレスな子供の心を忘れないということなんです」（河原さん）

大人の女性の胸元や手首、耳元、指先を、エレガントに彩ること間違いなしのアクセサリーです。

アーティスト河原シンスケといえば、その名を知っている人はすぐ、ウサギを思い浮かべるはず。河原さんにとってウサギは、初めて訪れたパリの空港の滑走路を駆け回る姿を見て以来、自分を新天地にウエルカムしてくれた特別な存在なのだとか。どこの国にもいる普遍的、身近な生き物であり、ピョンとひと跳びで時間や空間をワープして自由にトリップできる存在と捉えているそう。

2023年の干支としても、まさに旬で縁起のよい存在。ポップアップ期間中は、パリから来日した河原さんが来店するので、デザイン誕生秘話なども直接聞けるチャンス！大人かわいいウサギのモチーフは、マチュア世代にこそふさわしい存在。ぜひ2023年を頑張ったご褒美に手にしてみてはいかがでしょうか。