贈りもの上手な人の「語れる差し上げ菓子と、普段のおやつ」/イラストレーター・柿崎こうこさん

イラストレーターとして活躍しながら、 その素敵なライフスタイルにも注目が集まる、柿崎こうこさん。 甘いもの好きで、贈りもの上手な柿崎さんにお気に入りを伺いました。

PROFILE

柿崎こうこ/かきざきこうこ

イラストレーター。青森生まれ。雑誌や書籍、広告など幅広い媒体でイラストを担当。素敵な暮らしぶりも注目を集める。近著に『50歳からの私らしい暮らし方』(エクスナレッジ刊)。 Instagram:@kakizaki_koko

素朴な甘さとおいしさ。 心がほっこりする、あんこのスイーツ

感謝や労いの気持ちを伝えたいとき、家に招かれたとき、心を込めた贈りものを大切にしている柿崎さん。お気に入りの理由が語れるものを贈りたい、と話します。恵那川上屋は味も見た目も良く、贈りものに最適だそう。

「恵那川上屋さんの和菓子は、包み紙や箱のパッケージから、お菓子のビジュアルまで素敵です。なかでも〈くり壱〉は、感動的なおいしさに加えて、朴の葉っぱで包まれている姿や切った断面、隅々まで美しいところがお気に入り。差し上げる相手や家族構成により、サイズを選べるところもいいですね」

『恵那川上屋』の〈くり壱〉

岐阜県恵那市で、地元の特産品である栗を使ったお菓子を販売する和菓子店。ロングセラーのくり壱は、栗きんとんと甘さ控えめの蒸し羊羹を、朴の葉で包み蒸し上げたもの。口どけなめらかな栗とあんこが、さわやかに香る朴葉の風味とマッチ。(小サイズ 1,134円)岐阜県恵那市大井町

普段のおやつは青森出身の柿崎さんが小さな頃から食べていた、一口サイズのあんドーナツ。帰省のたびに買ってくるというお気に入りです。

「地元では、あんドーナツは〝フライボール〟と呼ばれていて、ソウルフードのような存在です。ちょっぴり駄菓子を思わせるような素朴な味が大好きなんです。親しい友人には気軽に差し入れできるので、青森土産としても喜ばれます」

『お菓子工房やなぎや』の〈フライボール〉

青森県むつ市の老舗菓子店。看板商品のフライボールとは、国産小豆のこしあんを一口サイズに包んで揚げた、昔ながらのあんドーナツのこと。秘伝の技により、さっぱりとした仕上がりで、創業から90年以上変わらず愛される素朴な味。(10個入 ギフト用)1,100円 青森県むつ市緑町17-58 やなぎや緑町本店

『ku:nel』2023年9月号掲載 
写真/柳原久子、取材・文/阿部里歩

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『クウネル』No.122掲載

やっぱり、家が好き!

  • 発売日 : 2023年7月20日
  • 価格 : 980円 (税込)

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