夏のお出かけに。マルク・シャガール『版にしるした光の詩 』(世田谷美術館)が魅力的なワケ【クウネルアート】
8月27日まで世田谷美術館で開催中のマルク・シャガール『版にしるした光の詩 』を見に出掛けてきました。
マルク・シャガール『版にしるした光の詩 』
亡命や戦禍に翻弄されながらパリ、ベルリン、ニューヨークへと活動の地を広げ作品を作り続けたシャガール。
神奈川県立近代美術館でコレクションされている、寓話のモノクロ挿絵、古代ギリシアの「ダフニスとクロエ」の挿絵、「サーカス」「ポエム」といった選りすぐりの版画140点を本展では見ることができます。
「ダフニスとクロエ」は波瀾万丈なストーリーですが、どこか浮遊しているような恋人と花々が鮮やかな色彩で描かれており、エンディングに希望を見出しているよう。
シャガール自身がかいた詩も優しく綴られていて、絵だけでなく言葉も大切にしていたことがよく伝わりました。
展示を見終わったあとは、砧公園のベンチでひと休み。蝉がよく鳴く公園で子供たちが虫取り網とカゴを持って楽しそうでした。和やかな夏のひと時となりました。
展示会期は8/27(日)までとなっています。この夏おすすめの展覧会です。(ライターY)
マルク・シャガール『版にしるした光の詩 』
住:世田谷区砧公園1-2 世田谷美術館 1階展示室
会期:2023年7月1日(土)~8月27日(日)
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休:毎週月曜 ※7月17日(月・祝)は開館、翌7月18日(火)は休館
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