クウネル3月号のファッションスナップでは、吉祥寺でお買い物中に声をかけられたという酒枝えみさん。ゴールドがアクセントになった『TOKYO DRESS』のシャツがコーディネートの主役。

シャツとスカート、長め丈同士の組み合わせですが、両方コンパクトなシルエットなのでバランス良く見えます。

「洋服を選ぶ際は、形にとてもこだわっています。気に入ったら色や素材違いで何着も買ってしまうほど。自分の体に合うシルエットだと気分も上がります」

上品に見えつつ楽ちんなワンピースは、ウエストを縛ってメリハリをつけるだけでエレガントな印象に。インナーにタートルネックを仕込めば、季節問わずオールシーズン使えるところもお気に入りなんだとか。

「ワンピースは、ラフだし1枚で決まるのでいくつも持っています。『TOKYO DRESS』でも、特にコロナ禍でオンライン販売が主流になってからは、試着をせずともサイズを選ばないゆったりめのワンピースがとても人気です。このワンピースの形もとても気に入っているので、素材違いや色違いでいくつも展開しています」

こちらは先ほどのワンピースと同じ形。気分が晴れるカーネリアンオレンジに、リネン素材で爽やかな印象に。

「自分に似合う形を見つけたら、後はその日の気分に合わせて色あわせを楽しむ。そうすると、自分の好きなテイストから外れることなく、マンネリ化しないお洒落を楽しめると思います」

最近は、服にしても雑貨にしても、自分の感性に響くものか瞬時にわかるようになってきたという酒枝えみさん。

「あるアクセサリーショップに行った時、とても気に入ったブランドを見つけて、その作家さんを調べたことがあって。そうしたら、昔好きだったファッションブランドのデザイナーと同じ方だったんです。自分の好みってある程度一貫性があるんだな、って思えてなんだか嬉しかったのを覚えています」

服をデザインする際も、自分の心に素直に従うようになり、迷うことも少なくなったのだそう。

「自分が素敵だと思う服を着ると、背筋がのびて、どこかに出かけたくなったり、人に会いたくなったりしませんか？私のデザインした服も、お洒落を心から楽しむ女性に向けて、そんな風に生活を彩る手助けになればいいなと思っています」