ナンプラーやライムが味の決め手。ベーシックなタイ式朝ごはんを作りましょう。

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忙しい朝でも簡単に作れる目玉焼きや人参のラぺ。〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーであり、タイ料理人のアベクミコさんに、タイ料理の基本を押さえたシンプルな朝ごはんを教わりました。

タイ式の朝ごはん。お米はもちろんタイ米を使います。最近は、日本でも手軽に手に入るようになりましたね。独特の香り高さからジャスミンライスという呼び方もあります。日本米より水分が少なめであることが特徴です。
炊き方のポイントは、2~3回水を替えながら、割れないようにやさしく研いでください。その後、日本米と同量の水加減(米2合なら水360㎖)で、鍋を使う場合は、沸騰後弱火にして約11分炊いてください。炊飯器の場合は、早炊モードで。炊き上がったら、こねないようさっくりと混ぜるのも大切なポイントです。

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ごはんが炊けたら、まずは「タイの目玉焼き」と「唐辛子ナンプラー」を作りましょう。目玉焼きは揚げ焼きにするのがタイ式。縁のカリカリ部分と柔らかい部分の食感の差がたまりません。唐辛子とナムプラーをあわせたシンプルなソースをかけたら、ごはんと卵を混ぜて召しあがれ。

タイの目玉焼き
材料(2人分)
卵……2個
サラダオイル……大さじ1〜

作り方
①火にかけたフライパンにサラダオイルを入れて、煙が出るまで熱する。
②卵を1つずつ別の器に割り入れて、静かにフライパンに入れたら、弱火にする。縁がカリカリになるまで、じっくり揚げ焼きにする。

唐辛子ナンプラー
材料
ナンプラー……大さじ1~
生唐辛子……3本~
ライム……1切れ

作り方
①唐辛子を小口切りにしてナムプラーに加える。
②ライムを搾って皮ごと①に加える。

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お次は「人参のソムタム」。
タイ東北部の名物料理で、日本でも人気のソムタムを、モダンに軽く仕上げました。おなじみのラペに近い風情です。ピーナッツの風味を効かせるのがポイントで、他の野菜でもぜひお試しください。

人参のソムタム
材料
人参……1本
ピーナッツ……適量
生唐辛子……1本
(A)
砂糖……大さじ1~
ナムプラー……大さじ2~
ライムの汁……大さじ1~

作り方
①小口に切った唐辛子をAと合わせ、ボウルに混ぜておく。
②人参を太めの千切りにして加えて、しんなりするまで揉み込む。
③乾煎りして軽く砕いたピーナッツを加えて、さっくり和える。

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最後にご紹介するのは、「きのこのトムヤムスープ」です。
エビではなく、きのこを使った酸っぱ辛いスープです。レモ ングラス、カー、バイマックルーのトムヤムトリオは近年、デパート等でセット販売されている場合もあります。

きのこのトムヤムスープ〉
■材料

好みのきのこ……ひとつかみ(約100g)
レモングラス(斜めにスライス)……2本
カー(厚めにスライス)……1本
バイマックルー(葉脈をとってちぎる)……5~6枚
パクチーの根……1本
パクチー(ざく切り)……適量
ナムプラー……大さじ1~
水……約800ml
生唐辛子(小口切り)……2本~
ライムの汁……大さじ1~

作り方
①食べやすい大きさにカットしたきのこを2、3時間天日干しして、分量の水につける。
②①のきのこが戻ったら取り出し、戻し汁だけを鍋で沸騰させパクチーの根とレモングラス、カーは香りが出やすいよう包丁の背等で叩いてから鍋に入れる。
③ハーブが香ってきたら、きのこを加える。
④ナムプラー、唐辛子、ライム、バイマックルーを入れ、味を調える。パクチーはいただく直前に加えるのがポイント。

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