着こなしのテクニックがなくてもおしゃれに見えるバンドカラーシャツ。そんな万能アイテムを10年ほどコレクションしているというファッションエディターの発田美穂さんに、バンドカラーの魅力とお気に入りのコーディネートを伺いました。
発田美穂/ほったみほ
出版社勤務後、独立。雑誌、広告、Web、カタログなどのディレクション、編集、執筆を行うほか、ブランドディレクターも務める。Instagram:@mihohotta_editorでは自身の着こなしを披露。
バンドカラーシャツの魅力は?
「年齢を重ねてシャツ襟が子供っぽく見えたりして似合わなくなって。そんなときに出合ったのがバンドカラーのシャツ。
マニッシュに着られるものがあったり、フェミニンだったり。バンドカラーだけでいろいろなテイストがあって、幅広い着こなしが楽しめることに気づき、集めはじめました。
甘い顔立ちをキリッとさせたい気分にもフィット。子供っぽくならず、女っぽくなりすぎず、ちょっと辛口にも見えてどんどん好きに!」
1枚でさらりと着るのも◎
シャツ襟だと、襟を抜いて着るとか袖をまくってみるとか、着こなしに技術がないと自分に引き寄せられないけれど、バンドカラーはさらっと1枚で着てもこなれて見える確率が高い!
裾をアウトして着る仕立てのものがほとんどなので、ふわっとおしゃれに体型をカバーしてくれて、体に優しいところも好きですね。この先、80歳になってもコレクションしているんじゃないかと思える、私の定番です」
写真/玉井俊行 取材・文/矢沢美香 再編集/久保田千晴 撮影協力/Yellow cafe