【60歳、女ひとりのお金と暮らし】ライフステージに応じて7軒住み替えたパワフルな女性。次なる変化は自分自身?

リビングで愛犬と

結婚、子育て、起業、離婚。その時々のライフステージにフィットする理想の家を求め、なんと7軒もの家を住み替えてきた<クウネル・サロン>プレミアムメンバーの井手しのぶさん。その詳しい模様は連載「女ひとりで家を建てる」でご紹介し、大きな反響をいただきました。約5年前に7軒目となる平家に移り住み、今年60歳を迎えた井手さんの“今の暮らし”を5回に分けてお届けします。

7軒目に建てた理想の平家が終の住処?

鎌倉材木座の山の上、こんな場所に本当に家が?と疑いつつ坂を登り切ると数軒の住宅が並ぶ平地にたどりつき、可愛いらしい門扉がお出迎え。その先には緑が生い茂る庭が広がり、青い扉が印象的なこじんまりした木造の平家が井手さんの住まいです。

こちらが井手さん宅の玄関。ガラス窓の入ったブルーの大きな回転扉は、多くの家をデザインしてきた井手さんのこだわり。
井出さんの庭
リビングからつながる庭。畑では季節の野菜や果樹をマイペースに育てているそう。
階段
井手邸へとつながる細道の階段。急な坂道や階段を登るようになったことで、足腰が鍛えられたと言います。
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結婚してすぐに購入した湘南の建売住宅、セミオーダーで建てた自分好みの戸建て、初めて自分でデザインした鵠沼の戸建て、ホームビルダーとして成功を収めたバブル期の箱根の別荘、中古をリノベーションしたカフェ併設の鎌倉山の洋館、海を一望できる3階建ての葉山の家……そしてたどりついた現在の住まい。7軒の家を渡り歩いてきた井手さん、この後のご予定は?

「もう一回引越しっていうのは、さすにしんどい(笑)。ここに引っ越したのが54か55の時で、それでもしんどいって思ったんだから。誰も信用してなかったけど(笑)今回は『これで最後』と思って引っ越しました。住んでみたらここって結構住みやすいんですよ。人が少ないから静かだし、買い物があれば下に降りれば何でもあるしし。人混みが本当に苦手なので、もっと静かな軽井沢とか八ヶ岳とか、そっちのほうに行きたいなという漠然とした思いはあるんだけど、今は息子も近所だし、友達もこのへんに住んでるし、知り合いがいないところで一から始めるのはちょっと億劫だなって」

住まいを変えずにマインドを変える

実はここしばらく愛犬・昌夫くんの原因不明の体調不良に悩まされていた井手さん。病院を変えた結果セカンドオピニオンで脳腫瘍と判明、現在は週一で放射線治療に通っているのだとか。少しでも昌夫くんの体調がよくなるように地方から食材を取り寄せたり、犬のためのマッサージやお灸を学んだりと、昌夫くんファーストな生活を続けています。

脳腫瘍で闘病中の愛犬・昌夫くん。体調不良の原因が分からなかった時は、井手さんもかなり落ち込んでしまったそう。

「放射線治療をするかどうか悩んだ時、まーくんの気持ちを遠隔リーディングでみてもらったんです。まーくんは、母さんがしたいと思っているならすればいいし、しなくていいならそれでいいし、どっちでもいいよって思ってる。そして環境を変えたほうがいいって言ってるよって、伝えられました。軽井沢や八ヶ岳に惹かれる気持ちもあったので、引っ越そうかなとも思ったんですが、まーくんの病院もあるし……。私、人が多いところで人波に飲まれるとものすごいイライラするし、車の運転中にどんくさい車がいるとイライラしちゃうの。それをそばで見ていると、犬って飼い主の気持ちに同調しちゃうんですって。それってこの子に悪影響だなと思って、なるべくイライラしないようになりました。たとえば前の車がノロノロしていても、私が家に帰るのが3分くらい遅くなるだけ。それで事故を起こさないならいいだろう。って飲み込むようにしています。持って生まれた性格だから急には治らないだろうけれど、まーくんのためにもできるだけ穏やかになりたいと思っています。環境を変えるのは難しいから、自分の気持ちを変えればいいんだって。ちょっとずつ、自分なりのマイナーチェンジ」

※取材時は元気に迎えてくれたまーくんですが、残念ながら11月23日に虹の橋を渡ったそうです。

取材・文/吾妻枝里子

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