『uka』代表・渡邉季穂さんに教わる、大人の手指ケア【前編】。小さなケアを毎日続けることの大切さ。

uka 書籍 インタビュー

手は「生きる道具」です――その言葉ではじまるのは、人気トータルビューティーサロン『uka』代表・渡邉季穂さんの新刊『ukaが教える 大人のハンド&ネイルケア』。先月8月に発売したばかりで、すでに重版が決まっているほどの好評ぶり。本書では、大人の女性ための手指や爪、足先などのケア法をメインにさまざまなテクニックを紹介しています。

今回書籍の発売を記念して、「大人世代におすすめの手指ケア方法」を渡邉季穂さんにお聞きしました。前編と後編にてご紹介します。

マスク生活で、印象を左右する「手指」
ケアをサボる理由はたくさんある

「コロナ禍で、顔が⾒えにくいマスク⽣活やビデオ通話の画⾯では、⼿元の印象がその⼈の印象となることもあるんですよ。自分が思っているよりもずっと、他人は手先をよく見ているものです。それなのに、顔や髪に比べて、手指のケアを気にかけている人は少ないんです」

実際、歳を重ねるうちに手指にハリがなくなっていくことを「しょうがない……」と、諦めている人も多いのではないでしょうか。

「みなさん毎日家事や炊事をしますし、今なら感染症対策で『よく手を洗うから』『消毒をするから』など、手指のケアを諦める事情がたくさんあります」

歳を重ねて、日々の積み重ねの影響が出てくるのは、顔も髪も、手元も同じ。

「顔や髪は、毎日鏡で見ているものなので目立ちます。だから、高価な美容液を使ったり、トリートメントをしたり、熱心にケアをされていますよね。50代くらいになってくると、細くなる髪の毛に悩む方も増えてくると思いますが、髪の毛は抜けてしまったら、手の施しようがありません。同じように、脆くなってしまった爪に、ジェルネイルを重ねても土台は改善せず、どんどんボロボロになっていきます。日々のケアの大変さよりも、トラブルがあった時に受けるストレスが大きいと思います。だから手指のことも、顔や髪と同じように気にかけてほしいのです」

ずぼらでも大丈夫。日常の中でできる小さなことを続けて

毎日忙しく過ごしている渡邉さん。自身もめんどくさがり屋というから驚きです。

「生活や、性格が人それぞれであるように、手の個性もさまざま。私が思う美しい手とは、“大切にされている手”のことです。私もめんどくさがり屋なので、透明なベースコートをささっと塗るだけの日もあります。でも、ネイルオイルやハンドクリームを目につくところに置いておき、気づいたら塗れるようにしています」

小さな意識づけが大切だという。書籍の中にも、今すぐにでもできるような簡単ケアがたくさん紹介されています。

uka 書籍
書籍より抜粋。爪に負担のない切り方から丁寧に教えてくれる。

「『寝るときに、手袋とかした方がいいんですか?』という人もいますが、それではハードルが高くて続けられません。毎日続けられそうなことを見つけてください。例えば、シートパックをした後は、シートを手の上に乗せてあげるとか、美容液を顔に塗って、残ったクリームを手に塗ってあげるとか。顔の延長で、手指もケアしてあげるといいですね」

秋冬の手元ケアのコツは?

感染症対策で、手洗いの徹底や消毒液を使うことが多くなりました。これからコロナ禍で2回目の秋冬がやってきます。

「消毒で、私もカサカサすることが増えましたよ。手を洗ったら必ず保湿をしてください。もし外出先でハンドクリームを忘れてしまったら、ボディクリームでもリップクリームでもいいので塗ってあげてください。とにかく保湿をすることが大切なので。あとは、消毒液の選び方も気にかけてみてください。ティーツリーオイルが入っているなど、保湿成分が入っているものを選ぶとより良いと思います」

サロンケアをルーティン化するのもおすすめ

また、美容に対してもさまざまな経験があるクウネル世代。なんでも“自己流”でやるのではなくて、たまにはプロの手を借りてみることも大切だとか。

「歯のクリーニングと同じように、月に1回、2ヶ月に1回でも、自分のビューティーサイクルをつくり、サロンケアを継続するのもおすすめです。プロにキレイにしてもらったら、そのままキープしようと自宅ケアのモチベーションも上がります。1時間もかからず、値段も5000円しないくらい。サロンで過ごす時間はリラックス効果もあります」

ネイルサロンには必ず、爪をケアをするだけのコースもあるので、普段ネイルをしない人にもおすすめだそうです。

「クウネル世代の皆さんは、年齢や経験を重ねて、それぞれの個性や特徴が外見によく現れている頃だと思います。顔周りだけではなく、全体的なバランスが取れることを心がけると、さらに素敵な印象を与えてくれますよ!」


後編では、大人世代によくある手指のお悩みと、そのケアのコツを教えていただきます。

取材・文/阿部里歩

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