大人の京都旅行が変わる。進化した『ウェスティン都ホテル京都』へ。

ウエスティン京都

遠出が儘ならない日々が続き、「旅行したい」という欲求がピークに達している方も多いのではないでしょうか。心置きなく出かけられるようになったら、今まで我慢した分、とことん自分を甘やかして心身をリフレッシュしていただきたい。そんな想いを込めて、とっておきの極上ホテル『ウェスティン都ホテル京都』をご紹介します。この春、同ホテルは約198億円(!)もの総工費をかけてグランドリニューアル。京都の市街地では珍しい“天然温泉のスパ”も新たに設えています。

ウエスティン京都

京都駅からクルマで走ること約20分。東山三十六峰のひとつ、華頂山の傾斜地に佇む『ウェスティン都ホテル京都』は創業から130年の歴史を刻む、府内でも指折りの老舗ホテル。日本を代表する建築家の村野藤吾氏が設計を手がけ、オードリー・ヘプバーン、イヴ・サンローラン、ヘレン・ケラー、エリザベス女王など、世界的な著名人も滞在する“京都の迎賓館”として親しまれてきました。

ウエスティン京都
館内の一角では「ウェスティン都ホテル京都」を訪れた賓客たちが写真パネルで紹介されており、歴史の厚みが窺えます。

その『ウェスティン都ホテル京都』が3年間にも及んだ大規模工事を終え、2021年4月6日にグランドリニューアル。クラシックな外観はそのままに、より新しい時代に即したワンランク上のラグジュアリーホテルへと生まれ変わったのです。

実は筆者は同ホテルのリニューアル前に宿泊したことがあるのですが、今回の取材で客室が広くなったことに驚かされました。それもそのはず、客室数が499室から266室にぐっと絞られており、その分、平均客室面積が約35㎡から約50㎡へと拡大されたのです。また、建築家・村野藤吾氏のデザインの特徴である曲線美をインテリアに取り入れることによって、エレガントでやわらかな雰囲気が増幅。今まで以上にゆったりと寛げる空間に進化しました。

コチラは平安京ビューのデラックスツインルーム。レトロな風合いのナイトランプに癒されます。

平安京ビューの客室からは、ホテルからほど近い名刹・南禅寺をはじめとする東山の雄大な自然と古都の景色を愉しめます。

コチラはジュニアスイートのリビングスペース。ほかにベッドスペースがあり、広々とした造りです。

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そして、客室で言えば 数寄屋風別館『佳水園(かすいえん)』の改装も見逃せません。

『佳水園』とは、かの文豪、川端康成氏がこよなく愛し、特に小説『古都』を執筆した際にしばしば滞在した数寄屋造りの別館のこと。ロビーには川端氏が雨上がりに東山を眺めてしたためた書が残されており、それが村野藤吾氏の設計による白砂敷きの中庭と風情と相まって、凛とした空気を生み出しています。そんな『佳水園』の客室に、この度、新たに天然温泉が引き込まれました。京都の市街地で温泉を愉しめるなんてとっても贅沢、ですよね。

佳水園のロビーに掛かる川端康成氏の書「雨過山如洗(雨過ぎて山洗うが如し)」。

醍醐寺の三宝院庭園を模して、建築家・村野藤吾氏が設計した中庭。その奥には無鄰菴などを手がけた庭師・七代目小川治兵衛の息子・小川白楊の手による佳水園庭園が広がっています。

『佳水園』で一番人気がある客室は、川端康成氏が好み、執筆のためにしばしば逗留した客室「月7」。

天然温泉を愉しめる湯船は高野槇を使っていたり、檜を使っていたりと、部屋ごとに違いがあります。

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この天然温泉は実はホテルの敷地内で掘削されており、本館の5階と6階には敷地面積約2,100㎡を誇る巨大なSPA施設「華頂」も新たに誕生しました。中には、庭園に面した半露天風呂、内湯、ジャグジー、サウナがあり、ロビーも広々。宿泊者とフィットネスの会員しか利用できないので、心ゆくまでリラックスできるはずです。

ウエスティン京都
SPA「華頂」にはラグジュアリーホテルらしい優雅で気品のある空間が広がっています。

館内には、ほかにもクラブラウンジ、フィットネススタジオ、エステティックサロン、レストラン、屋上庭園など、新たに誕生した施設がたくさん。特にレストランはライブキッチンが充実したオールデイダイニング、フランス・ガストロノミー界を牽引してきたドミニク・ブシェ氏が初めて手掛ける鉄板焼きレストラン、ハイクオリティなスイーツが楽しめるティーラウンジ、約100種類のシャンパーニュを用意するバーなど充実したラインナップで、ホテルならではの美食を満喫できること請け合いです。

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3階にあるバー「麓座(ろくざ)」のシャンパンラウンジ。

窓からは古都の豊かな自然が眺められ、敷地内を散策すればさまざまな発見がある。そして、130年の歴史に裏打ちされたおもてなし。『ウェスティン都ホテル京都』は、ラグジュアリーホテルにステイする歓びを存分に与えてくれる場所だと筆者は実感しました。できれば連泊し、その価値をじっくりと噛みしめたい。京都へお出かけの際は、ぜひチェックしてみてください。極上のリラクゼーションを享受できるはずですよ。

取材・文/甘利美緒

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