【弥生さんの往復生活/前編】20代の頃の憧れを叶えた海外暮らし。LAは家族と過ごす大切な拠点。

4年前にアメリカ・LAと東京の往復生活を始めた、モデル・弥生さん。海外でも自由に暮らすという若い頃からの憧れを叶え、家庭と仕事を両立させています。昨今、コロナ禍で海外との往復生活は困難に。それでもLAで穏やかに過ごしていました。弥生さんの、幸せ感じる暮らしの秘訣をご紹介します。

20代の頃から、仕事でニューヨークなど海外を訪れる機会が多かったり、プライベートでデンマークに数カ月滞在したりと、世界各国で過ごすことの多かった弥生さん。

「暮らすように旅をしていましたね。一ヶ所に留まらないことが自分の性に合っているというか、楽しくて。当時から『日本だけでなく、海外でも生活したい、自由に暮らしたい』というイメージを持っていました。それが今、実現しているのは幸せです」

毎朝7時30分頃、家族三人で近所をお散歩するのが日課。「『あの家は素敵ね』『大きくて立派な家ね』と、夫と会話しながら楽しんでいます」。広々とした光景はLAならでは。
「リラックスしたくなったらこのテラスへ。読書をしたり、考え事をしたり。ジャグジーでは子供が水遊びをしたり。お気に入りの場所です」。夜にはライトアップも。
テラスにダイニングテーブルを置いて食事するのも好きという弥生さん。「2時間煮込んだビーフとサラダ、そしてチーズをつまみながら乾杯! 外で食べるごはんは格別です」
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結婚を機に、バイオリニストでありパイロットの夫とアメリカ・ロサンゼルス、東京で暮らす生活が始まったのは4年前のこと。

「生活の拠点はLA。仕事で東京に戻る、というリズムでした。夫もそのような暮らし方に共感してくれて。それが昨年、出産をし、子育てのためにLAにいる時間を長く持つようになりました。そしてコロナ禍、往復生活は難しくなりましたね」

しかし、状況が徐々に落ち着いた10月、弥生さんはLAで穏やかな日常を送っていました。

LAは子育てを楽しみながら、リフレッシュができる土地。

白を基調とした温もりのあるリビング。「部屋全体がぼやけないよう、テーブル、ピアノなど黒で締めるようにしました」。アイボリーのカーペットはモロッコ製。
「子供のものはグレーとベージュでまとめるようにしています。この子供部屋もそう。夫と『広い世界をイメージして、世界地図の壁紙を貼ろう』と決めました」
LAで暮らして3軒目の家が現在の住居。「こちらは日本と違い、いろいろな様式の家があります。この家はスパニッシュ建築。アーチ型の壁や天井が代表的構造のひとつです」
お料理好きな弥生さんの思いが詰まった、やさしい色のトーンのキッチン。「もともとは壁で仕切られていたのですがそれを取り払って、広々とさせました」
「お料理は手作りを心がけています。ズッキーニのリゾット、ビーツのスープなど、野菜を摂るようにして。じつは夫がイースト菌を15年間育てていて、それを使ってパンを焼いています」
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→後編に続きます。

『ku:nel』20211月号掲載

写真 弥生 / 取材・文 河田実紀 Hata-Raku

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