「不要かもしれない」モノが愛おしい。寺本美樹さんが無駄なモノからもらう豊さと優しい気持ち

寺本美樹さん

アートやファッションを愛し、素敵なアートピースに囲まれた暮らしを楽しむ〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー寺本美樹さん。「不要不急」の外出を控えていると、本当に必要なモノやコトが際立ち、暮らしの中の「不要かもしれない」モノが愛おしく感じるようになったという寺本さん。その時々の気分でディスプレイを変えているという素敵な棚を拝見しました。

先日、2つのイベントを訪れたという寺本さん。ひとつは、渋谷ヒカリエ 8/ ATELIERにて開催されていた『Silent Auction 21』。国内外から集めた古美術や骨董品、ヴィンテージ・クロージングなどを扱い、期間限定でオープンする大阪・福島『Essential Store』主催のイベント。

そしてもうひとつは、南青山の『SKWAT』が雑貨屋『out of museum』とコラボレーションしたイベント〈プリミティブ フェティッシュ ツアー(PRIMITIVE FETISH TOUR)〉。

開催中、何度か足を運んだ寺本さん。回数を重ねるうちに「なぜ今、このイベントを開催するのだろう? 今だからこその内容なのでは?」と感じたそう。

「2度目の緊急事態宣言で、『不要不急』の外出は控えるようと本当に必要なモノやコトが際立つ暮らしの中、私は暮らしの中の『不要かもしれない』モノが妙に愛おしく感じるようになりました。イベントで購入したモノを、私の生活の不要かもしれないモノ達の仲間に入れています。外出を控えても、生活は続きます。でも、不要かもしれない子たちが確実にふんわりと優しい気持ちで包んでいてくれる気がするのです」

コクヨ x ネンドの棚に日常の細々したものを収納しています。左右対称にマルジェラの古いランプを置いて照明に。非日常の世界なモノ達を並べています。

小動物の剥製と不思議系なモノ達と真剣な明治神宮の御守り。私にとっては聖域スペースです。

シルバーとガラスやアクリルの素材の集合で気分が落ち着きます。

大好きな卵アイテムのオブジェ。out of museum の小林さんにお願いしました。

食品サンプルが大好きです。

旅の思い出や子どもの工作で創作されるというメモリージャグ。ビン自体に動物の絵がプリントされて夢が溢れてるアメリカのモノ。

裏側にはゾウがいます。

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寺本さんの自宅のリビングの棚には、お気に入りのアートや雑貨が所狭しと並んでいます。新しいもの、古いもの、思い出深いもの……。一つひとつにエピソードがあり、その棚の配置を気分によって変えているそう。

「こんな時期だからこそ、ささやかで自分個性にあった無駄かもしれないモノが生活の中にあると、自分なりの豊かさを感じるのではないでしょうか」

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