石岡瑛子の初の大規模回顧展が開催。PARCO広告や映画衣装を展示

石岡瑛子展

コスチュームデザイナーでアートディレクターの石岡瑛子の世界初の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」東京都現代美術館で開催中。

東京藝術大学美術学部を卒業後、資生堂に入社。社会現象となったサマー・キャンペーン(1966)を手がけ、独立後もパルコ、角川書店などの数々の歴史的な広告を手がけた石岡瑛子。前田美波里を起用したデザイン史の金字塔とも言うべき資生堂のポスター(1966)や、1970-80年代のパルコの広告などの一連の仕事において、解放された女性像を提示し、東洋と世界の諸文化を対照・混合させながら、新しい時代を切り拓きました。

1980年代には、ニューヨークに拠点を移し、映画や音楽業界に活動の幅を広げ、1985年にアメリカで公開されたポール・シュレイダー(Paul Schrader)監督の映画「MISHIMA: A Life in Four Chapters」では美術監督を担当し、カンヌ映画祭芸術貢献賞を受賞したほか、マイルス・ディヴィス(Miles Davis)の晩年の傑作として知られるアルバム「TUTU」のアルバムパッケージデザインでは、グラミー賞最優秀アルバムパッケージデザイン賞を獲得。

本展覧会の会場では「Timeless:時代をデザインする」「Fearless:出会いをデザインする」「Borderless:未知をデザインする」の3つのテーマを設定し、初期の広告キャンペーンから映画やオペラ、ミュージックビデオ、オリンピックのプロジェクトまでの作品と資料を展示。マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らとのコラボレーション作品と資料を紹介するほか、アカデミー賞を受賞した「ドラキュラ」や「落下の王国」など世界各国のアーカイヴから集められた映画・舞台衣装が揃います。

「私」の可能性を拡張し続けた石岡瑛子の仕事は、2020年の現在を生きる私たちに力強いメッセージを届けます。

/

キーワード