好きなのは、粉の料理と、台所にいる時間。滝沢うめのさんのアンティークライフ

粉料理を愛し、都内のヴィンテージマンションをリノベーションして暮らしているデザイナーの滝沢うめのさん。アンティークを取り入れた素敵な暮らしを見せていただきました。

「粉にさわることが私にとっては瞑想のようなものです。出来上がりのイメージを浮かべながら、無心で形にしてゆくリズムはデザインとは違う喜びに満ち溢れています」だから時間があれば毎日でも、パンやケーキを作りたいし、仕事で夜遅く帰ってきても、「そうだパンを焼こう」と思い立って夜中まで粉をこねる。

そんな粉料理を愛する滝沢うめのさんが都内のヴィンテージマンションをリノベーションして暮らしはじめて1年。木材を多用し、壁をブルーに塗った、オープンなキッチンです。「木材は水に弱いし、使いにくいかも、とインテリアデザイナーに言われたけれど、棚に古材を使ったこの雰囲気が好き。オープンな収納は絵を差し替えるように配置を変えて楽しめます。きれいにしておきたいし、その分、気が引き締まっていいんです」

便利さや手軽さに少し目をつぶったとしても、好きなもの、納得のいく形を選びたい。そんな滝沢さんの気持ちが表れた美しい台所です。

キッチンには花を絶やさない。壁のブルーも花との相性を考えて決めた色だそう。見せる収納の棚に並んだ鍋や器にもセンスが光る。
大切にしている李朝の古い皿。大胆に施された金継ぎがモダンな雰囲気を醸し出す。
洗い場脇の水切りラックやカッティングボードもヨーロッパの古いものを愛用する。
アンティークパーツをリメイクした作家ものの照明には大好きなスモークツリーを重ねて。
お菓子やパンに奥行をもたらすドライフルーツのラム酒漬けは棚に常備している。
お菓子やパンにパスタやソース、あらゆるものを生み出す小麦粉の力はすごい、と滝沢さん。手作りのタルトとパン。
「粉と向き合う無心の時間は集中して」。何よりのリフレッシュになる。
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