先行き不明な時代だから、収入の柱を分散。イラストレーター堀川波さんがコロナを機に始めた小さなビジネス。

堀川波さん オンラインショップ

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの堀川波さん。日々のさまざまな気づきをイラストと文でまとめたイラストエッセイが人気で、著作は40冊以上に及びます。そんな堀川さんが、今年始めた新たな仕事について話を伺いました。

イラストレーターであり手工芸作家という肩書ももつ堀川波さん。手芸や工作など手を動かすことが好きで、パッチワークや刺繍の著作も数多く発表しています。2020年は手工芸作家としての活動をより深める一年となりました。きっかけはマスク。

「コロナ禍ではじまったマスク生活。最初は使い捨てのマスクを使っていました。でも、都知事の小池百合子さんが連日、さまざまな布マスクをして会見をされているのを見て、いいなと思ったんです」

そこで手作りで布マスクを作ってみたところ、思いのほかいい感じに。親戚や友人にあげてもとても喜ばれます。テキスタイルのプロデュースをしていたこともあり布のストックは豊富だし、なによりステイホームで時間もたっぷりあります。
近所に手仕事の好きな友人が住んでいて、彼女もマスク作りに参加してくれそう。そこで、オンラインショップ『dot to dot』を立ち上げ、布マスクを販売することを堀川さんは思い立ちました。マスクとともに、いま夢中になっている籐で編んだアクセサリーも商品ラインナップに加えました。

堀川波さん オンラインショップ
『dot to dot』の新作は、籐で編んだモチーフと革ひもを組み合わせためがね&マスクストラップ。

「私がデザインを考えて、友人が作り、カメラマンの友人に写真を撮ってもらい、オンラインショップで販売という流れです。オンラインショップは、デジタルに詳しくない私でも簡単に立ち上げられるソフトがいろいろありますし、インスタグラムなどを通じて宣伝もできます。自分でショップを立ち上げるなんて、昔だったら大変だったことも、思い立ってすぐにできてしまういまの時代ってすごい!と思いました。ステイホーム期、まわりでは時間を持て余している人たちもいましたが、私たちは本当に忙しかった。家に集まって、チクチク手を動かしている時間は文化祭みたいな楽しさもありました」

ファッションアイテムのように楽しめるおしゃれな布マスクと、それを入れておくおうち型のかわいいケースのセットは瞬く間に話題となり、サイトに商品をアップすると5分で完売なんていうことも。堀川さんたちは確かな手ごたえを感じました。

「コロナ禍で実感しましたが、誰も予想しなかった事態が起こる世の中。収入の柱はいろいろあったほうが安心だと思います。仕事は待っているだけではダメで、自分で作っていかなくてはと思いますし、それがしやすい時代ではありますよね」

シックな布で作ったマスクと、かわいいマスクケースは、発表されるや否やたちまち好評に。

「BASE」というシステムを使って、簡単にショップ開設をした。

「あったらいいな」という発想をもとにものづくりをして、販売している。

ブランドロゴのタグもつくり、本格的な仕上がりを目指した。

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