【2022年マイベストブック】ファッションコーディネーター・西山栄子さんの人生計画の参考本

書籍『第三次世界大戦はもう始まっている』の表紙

本に囲まれて暮らす読書好きな方々が、今年刊行された書籍の中で最も心に響いたおすすめの1冊をピックアップ。それぞれの作品の魅力を語っていただきました。今の時代を写しとった文芸作品から、生き方や想いに共感した本、学びのための本まで。新たな出合いのきっかけに、ぜひ手にとってみてください。

今後の人生計画に考慮すべきテーマが見つかる

書籍『第三次世界大戦はもう始まっている』の表紙
第三次世界大戦はもう始まっている』エマニュエル・トッド 訳/大野 舞
歴史人口学者、家族人類学者である著者がウクライナ戦争を読み解く。長期化する消耗戦の中で世界経済への影響なども予測。858円(文藝春秋)

家族関係の視点からソ連崩壊を予言したフランスの社会学者、エマニュエル・トッド氏がお気に入り。ウクライナ戦争とそれを取り巻く世界の地政学的な問題、国々の事情などに触れながら、すでに第3次世界大戦が始まっていることを証明しようとしています。アメリカとともに西側に安住している日本は、ウクライナ戦争の背景を読み取りにくい。この戦争に第2次世界大戦に似たキナ臭さを感じていましたが、やっぱり、と腑に落ちました。

今、日本が衰退を続ける理由や、円安、物価高、エネルギー不足の原因につながっていることもわかります。

書籍『おいしいごはんが食べられますように』の表紙
おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
そこそこうまくやっている二谷、皆が守りたくなる存在の芦川、仕事ができる押尾。職場を舞台に、微妙な人間関係を描く。1,540円(講談社)

また、2022年芥川賞受賞作の高瀬隼子さんの作品は、テーマが職場ということで親近感が。人間が生み出す不思議な感情の力関係に惹かれます。職場や人間関係で生き抜くヒントに!

『クウネル』2023年1月号掲載

写真/玉井俊行、取材・文/𠮷川明子、編集/矢沢美香

おしゃれと快適さを両立。『KEEN』から20周年記念モデルが誕生

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