1日3食、食べられるロカボダイエットで無理のない減量を実践したという沼津の雑貨店「hal」店主・後藤由紀子さん。ゆるやかなルールが、自分の食生活に合っていたと話します。
2年前に雑誌の企画で挑戦した、ロカボダイエットが自身に合っているという後藤由紀子さん。ロカボ(低糖質)ダイエットとは、カロリーは制限せずにゆるやかに糖質を控える食事法。提唱する山田悟さんの指導のもと1カ月取り組み、今ではその食事法がすっかり身についているそう。
「ルールはゆっくり食べる、いきなり糖質の高いものは食べない、糖質の多いごはんは半分にして最後に食べることくらいで、大変なことがひとつもな い。運動しなくてもいいというのもぴったり合いました。そのときは、体重は2㎏減でしたが、おへそ周りは9㎝痩せ、体脂肪も3%くらい減りました」
たんぱく質と脂質を積極的に摂るというのも、年齢的によかったのだとか。
「味噌汁なら豆腐、サラダならゆで卵やハムなどを入れるとたんぱく質が摂れるので筋肉がつくと、指導が入りました。脂質を摂ることで顔がしわにならずにダイエットができたと思います」
ダイエットの敵だと思われがちな揚げものや、甘いものも1回10g以下と
量を守れば食べても大丈夫。いつもの食生活を大幅に変えることなく、毎日の楽しみでもある焼酎の晩酌がOKなのも続けられている秘訣だとか。
「主食となるいも類やとうもうろこしは糖質がかぶるので、その分ごはんを減らすなど、糖質だけ気をつければいいのもわかりやすいし、もともと食事は定食スタイルなのでストレスがない。食べ過ぎたときは3日で調整すればいいという、大らかさもよかったです」
後藤由紀子/ごとうゆきこ
沼津で、器と雑貨の店「hal」を営む。著書に『50歳からのおしゃれを探して』(KADOKAWA)、『日々のものさし100』(パイインターナショナル)など。
『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 ニシウラエイコ/文 赤木真弓