【西村悦子さんのふたり暮らし/前編】2人の子が独立後、緑あふれる環境へ引っ越し〝好き〟を集めた空間に
東京・表参道「call」のスタッフ、西村悦子さん。抜群のセンスが注目される西村さんは、どのように住まいを整えているのでしょうか。選び抜いた“好き”が心地よく並び、穏やかな時間が流れているふたり暮らしのお部屋をご紹介していただきました。
お互いを尊重して自由に! “好き”を集めた部屋づくり。
センスあふれるファッション、働く姿勢や発言などで多くの人を引き付ける西村悦子さん。現在は夫とふたり暮らしです。
「静岡、大阪、京都、東京…と夫の仕事で転勤の多い、旅一座のような家族でした。2人の子どもたちも独立した30年程前、『緑が多い場所で暮らしたい』という夫の希望でこのマンションを選びました」
「緑が多い所で暮らしたい」という夫・吉雄さんの希望が叶った住まい。リビングの窓からは開放感ある景色が広がる。春には家にいながらにしてパノラマで桜が楽しめる。
ビューの良さと、家中の窓を開ければ風が通り抜ける気持ちよさが気に入っているそう。エレベーターがないことにいささか不満はあるものの、「毎日の運動になっていい!」と前向きな西村さん。
リビングの窓際の一角には、40年以上のお付き合いのシダ植物。奥の棚は西村さんが収集した香炉などアンティークの貴重な物が陳列。
リビングに続く廊下から玄関を眺めて。玄関ドアを開けると、正面に大きなロンドン・ジンのパブ ミラーがお出迎え。100年以上前のアンティーク。
「仕事やプライベートにかかわらず、旅行が好きです。旅先でお気に入りの物を見つけ、暮らしに取り入れるのも楽しい。この家は家具や小物、食器や調度品など、旅先で出合ったものも含め、私の〝好き〟を全部集めました。3~4カ月に1回、夫が寝た後に家具の配置換えを1人でしています。気分転換にもなるんです」
ダイニングテーブルの上にさり気なく飾られた一輪。細やかだけれど温かなあしらいが部屋の空気を和らげる。
キャンドルの揺らめく炎は心が落ち着いて好きという西村さん。玄関に灯るのは仕事で訪れたミラノで購入したキャンドル。
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PROFILE
西村悦子/にしむら・えつこ
『call』ショップスタッフ
85歳。東京・表参道にある〈ミナ ペルホネン〉の直営店「call」のスタッフとして週に4日店頭に立つ。磨き抜かれたセンスの良さに世代を問わず注目が集まる。
『クウネル』2026年5月号掲載
写真/須藤敬一、取材・文/河田実紀
SHARE
『クウネル』NO.137掲載
パリ・東京、最新スナップ194
- 発売日 : 2026年1月20日
- 価格 : 1,080円 (税込)