整理収納アドバイザーの暮らしを軽くする3つの工夫。仕切り収納術、セルフカット、SNSとの付き合い方
日常のちょっとしたストレスや違和感、「ちょっと」だけど、積もれば結構な負担にだってなりかねない………。 そんな小さなストレスを取り除き、快適をつくるため、日々行っている暮らしの工夫を伺いました。 今回は、文筆家・整理収納アドバイザーの青木美詠子さんに「暮らしを軽くする3つの工夫」を伺いました。
こちらは、クウネルのWEBでロングヒットとなっている「ヘアサロンに気疲れしてしまう私が、習得したセルフカット術について」という記事に端を発しています。
ご自宅でインタビュー&実演していただいたスペシャル動画も公開しているので、併せてご覧ください。
工夫1/セルフヘアカット
コロナ禍でヘアサロンに行きにくくなったときに、「自分で切ってみよう」と思い立ち、それから試行錯誤を繰り返し実践しているのだそう。自他ともに認める「人見知り」な青木さんは、ヘアサロンでのコミュニケーションが苦手だったようで……。
「昔から私は美容院が苦手でした。あまり喋らないようにしてても気疲れするし、ふたりして鏡越しの自分を見るのも不得意。また老後への節約を意識してからは、白髪を染めてパーマやトリートメントはかなりの出費に感じ、どうにかせねばと思っていました」
普段は洗面所で行う。後ろは合わせ鏡を使ってカット。
いざトライするまでは、「難しそう」と躊躇していましたが、以前から元同僚の男友達がインスタにセルフカット自画像を投稿していて、自分もやってみようと思うきっかけになりました。その友達に「後ろが大変そう」とつぶやくと、「勘だよ、勘!」と言われたのも「そっか。適当にやってみよう!」と思えた要因でした。
用意する道具はすきバサミ、ハサミ、鏡、ケープ、手ぬぐい。手ぬぐいは首元に毛が入らないよう、ケープの下に巻く。
工夫2/明日をラクにする仕切り収納
整理収納アドバイザーの資格を持つ青木さんが、実践する収納方法は、とにかく持ち物のすべてに指定席をつくること。引き出しや棚の中に仕切りをたくさんつくって、ものひとつひとつに固定のしまい場所を確保。
「入れるスペースが定まっていると、『取る、戻す』がスムーズで、ノーストレスです」
靴下などを入れた引き出しの中。ブックエンドで仕切りをつくっている。
片づけてもすぐ散らかってしまう、という方は、リバウンドしないよう収納を整えましょう。
「『出したら戻す』の収納の流れで、『戻す手』をスムーズに働かせるためには、個々の指定席が重要です。それが大きな指定席だと、ぐちゃっとならないように戻すのは私も無理。『食料ボックスの下から発見!』などは箱が大きいのです。だからとにかく小さな容器に入れたり、引き出しを入れ込んだりしましょう」
『無印良品』のプラスチックケースなどで、仕切りをたくさんつくって物の出し入れをしやすく。
工夫3/SNSとは少し距離をとって付き合う
SNSで上がってくる楽しそうで華やかな誰かの暮らしと、自分の生活を比べて心がざわついてしまうことはありませんか?青木さんもそのひとり。
「SNSのなかった昔は、そんなに人の生活を見る機会がなくて、こんな感情になることもなかったのに」と思ったそうです。だから、SNSを見るのは最低限にしようと決め、以前より、SNSチェックの時間を意識的に減らしました。
そうしたら、だいぶ楽になったそうです。詳しくはYouTubeをご覧ください。
【動画公開】整理収納アドバイザーの暮らしを軽くする3の工夫
青木さんの暮らしを軽くする3の工夫をご自宅で取材しました。
①青木さん流セルフヘアカット ②明日をラクにする仕切り収納 ③SNSとの付き合い方