両親の思いと梅の木を継承、自然に友が集う場所。『uka』代表・ 渡邉季穂さんのくつろげる部屋(後編)

ほっとする、リラックスできる、落ち着く。クウネル世代にとって部屋は、くつろげることが大切です。それは、家族の形態が変わりひとり暮らしをするようになっても、実家を引き継ぎリフォームすることになっても、都心から自然豊かな地に暮らし替えをしても、そしてパリのアパルトマンでも。自分のスタイルとさまざまなストーリーを持つ16組のくつろげる部屋をお届けします。今回は『uka』代表・トップネイリスト・ 渡邉季穂さんのお部屋です。

前編はこちら

間取り

設計と施工は『uka』の店舗も手掛けている『Same Picture Company』(神奈川県三浦郡葉山町)に依頼。「私の好みを知り尽くしている方々なので、一緒に作りやすかったです」

つねに人が集まる家。そんな理想を形にしました。

インテリア好きの渡邉さんは好きな写真をピンタレストに集め、設計者に見せ、自分の理想を具体的に伝えた。リビングにはテレビを置かず、反対側の壁にアラジン マルカのプロジェクターで映像を映すのも渡邉さんのアイデア。

「この家には両親が現役で働く時代から、親戚や友人、店のスタッフが集まっては庭でバーベキューを楽しんでいました。私も家に友だちが集まるのが大好き。だからまずはキッチンと庭が繋がるような動線がほしいとリクエストしました。そしてサウナ好きの夫からの希望で、2階にはサウナと水風呂を作ったんです」

サウナと広い庭があれば、きっと友だちがたくさん集まるだろうと渡邉さんは考えたのです。加えてこだわったのが、掘り込みタイプのリビングルームです。

「気になる部屋やインテリアの画像をたくさん集めていて、自分でリビングをデザインできるのなら、ソファを買って置くより、デザインとして最初から組み込みたいと思いました。床に敷いたタイルはイタリア製の大判タイルなどで」

夫の希望で作ったサウナ(左側)と水風呂(右側)。

「私はミストサウナを希望しましたが、夫の要望でドライサウナに。サウナで温まった体のまま、テラスの椅子で空を眺めながらぼーっとすると整います」。

ウォークインクローゼットと洗面室を備えた主寝室。サウナへと続くテラスに出られる。ゲストルーム側の出入り口からもテラスへと続く。

完成して約半年。都心から1時間ほどの近さもあり、月に2、3回のペースで訪れています。店のスタッフを集めて研修を行うスペースにも使いたいと考えています。

「この家に来ると、なぜか心が落ち着いてゆったり過ごせるんです。自宅ではせっかくの休日も、片付けなきゃ、あれをしなきゃと、心がつねにザワザワ。でもここでは本を読んだり、庭をぼーっと眺めたり。そんな心の余裕を持てるようになったのが、何よりなんです」

キッチンの上が吹き抜けになっていて、窓からの日差しで一日中明るい。まだあまり物を置いていないので、PJWの絶好の遊び場に。

主寝室の洗面所。シンクをふたつつけ、夫婦のコスメアイテムはそれぞれのサイドに置けるように。カウンターはコーリアン®の天板とオークの収納。

エントランスから階段に続く廊下。突き当たりに飾ったのは、平澤まりこさんの描版画。

「最初、真っ白に見えたのですが、近づいたら人の手の絵。それが手にまつわる仕事をしている私のネイルに対する考え方に一致した気がして、ひと目惚れしました。そしてエントランスから見えるこの位置に飾ることで、いらっしゃいとか、行ってらっしゃいと手を振っている私の気持ちが遊びに来たお客様に伝わったらいいなあと」

PROFILE

渡邉季穂/わたなべ・きほ

雑誌、CF、広告、ショーなど、ネイルを通じてのクリエイティブ活動を始め、独自のネイル技術の普及に努め、プロネイリストの育成や『uka』のプロダクト開発も行う。

『クウネル』2024年7月号掲載 写真/木寺紀雄、取材・文/今井 恵

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『クウネル』NO.127掲載

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  • 発売日 : 2024年5月20日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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