子育てが終わって、55歳のいま、「お金」との付き合い方【hal 後藤由紀子さん】
静岡・沼津で暮らしの道具の店『hal(ハル)』を営む後藤由紀子さん。50代ならではの装い、台所の工夫、人付き合いのコツなど、暮らしにまつわるさまざまなことを紹介した著書を多数出版しています。日々の生活から生まれるアイデアや気づきは素直で等身大。多くのファンの心をつかんでいます。そんな後藤さんの暮らしのエッセイをお届けします。
伊勢丹でお歳暮を準備。「友の会」を活用しました
11月になり、お世話になった方へお歳暮を贈るために伊勢丹へ行ってきました。
今年は鹿児島の黒豚の味噌漬けをチョイス。
支払いは伊勢丹の積み立て「MI友の会」のお買い物カードを利用。
百貨店でよくある「友の会」。私も長年、利用しています。
私は月々1万円に設定していて、12カ月経つと1カ月分のボーナスがもらえて13万円分の伊勢丹で使えるお買い物カードがもらえるという仕組み。
1万円×12か月で13万に!使わない手はありません。
伊勢丹では5000円から5万円まで設定できるそう。
積み立てというと、ちょっと身構えてしまうけれど、百貨店の積み立てならお買い物する楽しみも手伝って、気楽に楽しく続けられています。
子育てが終わって考える、今後のお金のこと
それ以外の積み立てというと銀行のものくらい。
雑誌の企画でプロの方にお金について教えていただいたこともありますが、NISAなどの投資には及び腰でまだ手が出せていません。
長年、自営業をしていながら、お恥ずかしながらO型気質のどんぶり勘定。けれども、おかげさまでなんとかやっています(ちなみに、こう見えて高校のときに簿記は取得。実務経験はまったくありませんが……)。
夫婦ともにフリーランスで退職金はおろか有休もボーナスもないので、老後の不安がないというと嘘になりますが、子育てを終え、自宅のローンも払い終わったので、ホッと一安心という気持ちも。
私も夫もいつまで仕事できるかは分かりません。月並みではありますが、夫婦ともに「とにかく健康第一!」を合言葉にしています。
お金をかけるところと、抑えるところ。そのバランスを考えて
育児を終えたいま、遊ぶことには糸目をつけないようにしています。
例えば、友達とおいしいものを食べる会を開いたり、夫と近場でもいいから旅行をしたり。
それから、映画を観たり、推しのライブに行ったり、文化的なイベントも大切。
元気に動けるいまのうちに!と、めいっぱい遊んでいます。
食材や光熱費がうんと上がったり、銀行の金利はさっぱり上がらなかったり、お金にまつわることはいろいろありますが、天国にお財布は持っていけません。
ほどよく節約しながらも、ここぞちうときはドン!とお金を使えるのって、素敵な大人です。
私も、有効にお金を使いたいなと思っています。
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この記事の
プレミアムメンバー
後藤由紀子
静岡・沼津で器と雑貨の店『hal』を営む。近著に『雑貨と私』(サンクチュアリ・パブリッシング)。ママ向けオンラインコミュニティ「ママカレ」(小田急電鉄)で講師を務めるほか、YouTube「後藤由紀子と申します。」も好評。voicy:ささやき女将のごきげんRadioも2022年よりスタート。
http://hal2003.net
Instagram:@gotoyukikodesu、@halnumazu