ワクワクするインテリアや食卓を提案し続けているスタイリストの洲脇佑美さん。感度抜群のアンテナをピンと張り、素敵なもの探しをライフワークとしています。その過程で出合い、心を掴まれ、我が家へ迎え入れた道具を見せていただきました。
■1■ヴォルラースのフライパン
アメリカ「ヴォルラース」のフライパン。「テフロン加工でかっこいいデザインのものを探しました。ハンドルのゴムがデザイン的にも機能的にもポイントになっています」。業務用品のWEBショップなどで見つけられる。
■2■ガラスの片手鍋
イタリアのキッチンツールブランド「knindustrie」の耐熱ガラスミルクパン。ガラスの本体にステンレス板を留めただけのシンプルな構造。「とにかく見た目が美しい。スープなどを鍋のまま食卓に出してもきれい」
■3■木製ツール
蚤の市で見つけたおたまや、インテリアショップで買ったヘラなど、どれも使い込まれていい味に。「レイバー&ウェイト」の陶製スタンドに入れてガス台の前に置いている。トングも木製なところにこだわりを感じる。
■4■ボウルとざる
「コンテ」のまかないボウル。縁が巻いていないため衛生的。径が狭く、底が深い縦長設計のため、泡立てなどの作業がしやすい。「松野屋」のアルマイトざるはその軽さが魅力。高台がついているので安定感もある。
■5■ GUDEのパン切りナイフ
「とにかく切れ味が最高」という包丁はドイツ「ギューデ」のもの。適度な重みと計算されたバランスで、ハード系から柔らかい食パンまで、スムーズにスライスできる。オリーブの木のハンドルも美しい。
■6■ストウブの鍋
料理家、料理人からの支持も高い鋳物ホウロウ鍋の決定版。「食材のうまみを逃さず、野菜はうまみたっぷりに、肉はジューシーに仕上げてくれます。炊飯も得意です」。ハードな見た目も気に入っている。
洲脇佑美/すわきゆみ
大阪芸術大学空間デザインコース卒業。インテリアショップの店長を務めた後、インテリアスタイリストに。雑誌・カタログ・広告等を手掛ける。http://www.suwakiyumi.com/
『ku:nel』2020年7月号掲載
写真 加藤新作 / 取材・文 鈴木麻子