いつかしたい尾瀬ハイク。新形態の“山ホテル”『LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート』をきっかけに
ブランド名「LUCY」は、19世紀に来日し、西洋人として初めて東日本を踏破したとされる英国人旅行家、イザベラ・ルーシー・バードへのオマージュ。ロゴは山を望む女性をイメージしています。
フォースルーム(定員4名/13㎡)
グループやファミリーに適したお部屋。各ベッドスペースに電源やUSB、ライトを完備。天井が高く、至仏山が見える窓際のベンチとマットレスの寝心地もポイント。
バスタオルと歯ブラシ、便利な消臭スプレーも。夏場にうれしい虫よけもあります。
ツインルーム(定員2名/6㎡)
友達同士やカップルにちょうどいいツインルーム。フォースルーム同様、ベッドというよりスペースを区切るような、プライベートスペースを作るデザイン。
ドミトリー(定員1名/2㎡)
ブラインドをおろしてプライベート空間が確保できるドミトリータイプ。スペースの間に階段があり、上下二段になっています。
木目とあたたかみのあるライティングで、最高のおこもり感が味わえます。
こちらにももちろん、こだわりのマットレスを用意。大きい荷物はフロント近くにあるロッカー(無料)を利用できるので安心。
グループで来て、個別にドミトリーを利用するのもいいですね。
キャリーケースなど大きな荷物は無料のロッカーへ。必要な装備を持参すれば、行きも帰りもいつものスタイルで移動できます。ハイク中も身軽に。
濡れた衣類は乾燥室ですっきり乾かしてお持ち帰り。
客室フロアには共同で3つの温水洗浄トイレを完備。画像提供/LUCY尾瀬鳩待
北欧風なデザインが素敵なパウダールームで、ハイク準備も気分が上がります。
「SALONIA」のドライヤー、こういった細部への配慮がうれしいですね。
シャワーブースは3つで、脱衣スペースも余裕の広さ。
シャンプーとトリートメント、ボディソープが使えます。水圧も問題なし!
夕食の「LUCY豚汁ご膳」は、一人用のポットにたっぷりと入った豚汁に、焼き上げてから出汁に浸した鯖、半熟卵の揚げ出し、おかわりできるごはんがセット。
温めながら提供される豚汁は、最後までアツアツでいただけます。中に入った大きなすくい豆腐も食べ応え抜群。野菜と豚肉のうまみが沁みわたります。
夕食は『LUCY尾瀬鳩待』の向かいにある『はとまちベース Cafe & Shop by 星野リゾート』でいただきます。 画像提供/LUCY尾瀬鳩待
あるとうれしいアイテムが並ぶラストコンビニ。軽食にドリンク、地元産のアイスクリームやお菓子など24時間キャッシュレスで購入可能。
ベーグルやドーナツ、カップ麺、スープ、エナジーバーなど、コンディションやシーンに合わせて自由に選べる豊富なラインアップ。
カトラリーも充実。購入したものはラウンジスペースだけでなく、客室に持ち込んでの飲食もできます。「素泊まりプラン」にして、こちらで夕食のセレクトも可能。
オリジナルカップでいただけるホットドリンク。お湯とお水は無料なので、ハイク前の補給もOK。レンジとトースターもあります。
日焼け止めや虫よけ、マスクなど、もし忘れても大丈夫。
客室の充電設備も万端。お出かけ前にはスマホもカメラもこちらでパワーチャージ。
「Food & Drink Station」を併設したラウンジスペースでも充電とネット環境が充実。時にはこちらでお仕事するゲストもいるのだそう。
鈴とカラビナ、説明書のセットを購入し、好きなパラコードを選びます。
「オリジナル熊鈴作り~パラコード編み体験~」
所要時間:約30分、料金:1,200円 ※定員なし、予約不要
説明書以外にも分かりやすい動画解説があり、かなり不器用な私でも楽しく編めました。
好きな長さにしたところで最後を留めていただき、完成。翌日のハイク用リュックに装着しました。
午前3時半から提供される「いなり寿司」は、朝ごはんやお弁当にも大人気。スープにコーヒーをプラスして、いつもの朝気分に。パウチタイプの飲むあんこ「the ANko」はハイクのお供に購入。
『LUCY尾瀬鳩待』の目の前に、尾瀬ヶ原へつながる山道の入り口があります。
地図の中央下が『LUCY尾瀬鳩待』がある鳩待峠(標高1,591m)。ここから(地図上では)左手に進み、「尾瀬 山の鼻ビジターセンター」を経由して、「牛首分岐」で折り返すのが本日のルート。
山々に囲まれた尾瀬ヶ原(尾瀬湿原)の立地は、すり鉢の底にあるイメージです。なので、行きはほぼ下り坂。階段が多いので足元注意。
ときどき立ち止まり、ガイドさんのお話に耳を傾けます。それが休息にもなり、ちょうどいいテンポに。途中ベンチもあります。
木道や階段は、定期的に修繕されているそう。木材の束がヘリコプターで直接下され、あとはすべて人力。大変な作業のおかげで、安全にハイクできるんですね。
高い木々に澄んだ空気、癒しパワー全開のロケーションです。
真っ赤なウルシの葉。10月上旬、もう紅葉が始まっていました。
見上げると、こんなに綺麗に色づいていました。
ときどき川を越えます。せせらぎの音が、またいいんですよね。
水芭蕉の新芽の部分があちこちに。花が散った後の葉は動物が食べてしまうのだとか。
山のふもとに到着すると、ビジターセンターや周辺の山小屋が見えてきます。これで山下りは終了。
水場があったので、持参した『LUCY尾瀬鳩待』のオリジナルボトルに給水。「水は国立公園内で唯一お持ち帰りできるものです」とガイドさん。
「研究見本園」のエリアに入ると、日本百名山のひとつ「至仏山」(2228m)がきれいに見えました。
至仏山が写り込む「池塘」。湿原の泥炭層にできる池沼です。
東西約6km、南北約2kmという本州最大の湿原「尾瀬ヶ原」には、大小1800個以上の池塘(ちとう)があるのだそう。
こちらが尾瀬湿原(尾瀬ヶ原)。5月下旬になると、新緑より先に水芭蕉が咲き始め、木道のまわりが一面水芭蕉になるそう。
ピークを過ぎた黄色い草紅葉も、あたり一面を埋め尽くす光景は圧巻。湿原の周りを山が取り囲みます。
池塘に浮かぶヒツジグサも紅葉していました。なかなか幻想的な雰囲気。
ぱっと見だと分かりませんが、湿原の深さは5mに達するところもあるそうです。
遠くに見えるのは福島県の「燧ケ岳」。尾瀬ヶ原(尾瀬国立公園)は群馬県、福島県、栃木県、新潟県にまたがっていて、見ている地点は群馬県です。
ハイキング中、山道や湿原でたくさんの「歩荷(ぼっか)」さんとすれ違いました。尾瀬は車が乗り入れできないため、山小屋の資材などは歩荷さんが運びます。
「背負子」に積む荷物の重さは100kgを超えることもあるのだとか!行きも帰りも荷物を背負い、湿原と山道をもくもくと歩く姿、なんとも逞しいです。
帰路の途中、階段を作り直す現場に遭遇。大変な作業を目の当たりにして、ありがたく(必死に)上りました。
枝が湾曲した部分まで雪が積もるのだそう。もうすぐ山小屋も閉鎖し、今年のシーズンオフに入ります。
朝よりすれ違う人がぐっと増えた帰路。早朝出発でしたが、ビギナーには人が少ない(ゆっくり歩ける)午前中のハイキングはおすすめです。
お疲れさまのご褒美に「花豆ソフトクリーム」をぱくり。ほのかに漂う豆の香りが華やかで、あっという間に完食。
片品村で生産される花豆は、地元の特産品。
昼食にいただいた「湯葉きのこあんかけ蕎麦」。二種の湯葉ときのこに半熟卵と牛煮込みをトッピングしてボリューム満点。お蕎麦のいい香りに、こちらも完食。歩くとお腹が減りますね。
かわいいオリジナルデザインのTシャツやキャップ、早速着用している方もいました。大人気のサコッシュは写真がラス1(その後完売)。
今回のハイクに持参したウォーターボトルは大サイズもあります。LUCYのロゴ入りも。
こちらおしゃれなデザインもオリジナル。ステッカーやマグネットは記念にもおみやげにも最適。
「歩荷」さんがデザインされた手ぬぐいも、尾瀬ならでは。
多彩なホテルで心ときめく旅を叶える星野リゾートから、新ブランド「LUCY」が誕生。その第一号施設『LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート』で体験した、自然と調和する新たな ...[続きを読む]
撮影/斎藤弥里、取材・文/松永加奈
注目のマチュア Yasmine Eslam
『YASMINE ESLAMI』オーナー ヤスミン・エスラミ
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