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次の旅の目的地は晴れの国・岡山へ。心と体をリセットして、美と感性で満たす大人の旅

温暖で雨が少ない気候から、「晴れの国」と呼ばれる岡山。歴史ある町並みや多彩なアートスポットが感性を刺激し、豊かな自然と食文化が心と体を癒やしてくれる……。そこはマチュア世代にふさわしい、まさに大人の旅の目的地です。思わず足を運びたくなる「晴れの国」の魅力をご紹介します。
今度の旅の目的地は岡山にしない?
東京駅から岡山駅までは、新幹線で約3時間10分。羽田空港から飛行機を利用すれば、「岡山桃太郎空港」まで約1時間15分と、お出かけのアクセス良好です。
そして岡山といえば、「桃」と「倉敷」……だけではないのです!
瀬戸内の穏やかな海と、中国山地の雄大な山々が連なる食の宝庫では、フルーツはもちろん、山海の幸や四季折々のおいしいものがいっぱい。また、自然に包まれた風景や温泉とともに、アートが楽しめるスポットも点在しています。

アートに触れ、おいしいものを食べて、自然に身をゆだねる。そんなひとときは、心に潤いをもたらす“ご褒美時間”になるはず。次の旅は、マチュア世代の心を解き放つ岡山へ。魅力あふれるおすすめスポットをお届けします。
1_風景に溶け込むダイナミックアート
瀬戸内海の島々と沿岸部の全17地域を舞台に、3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」。春・夏・秋のシーズンに分かれた約100日間の会期中、それぞれの季節ならではの魅力を体感できる現代アートの祭典です。
個性が光る作品の数々は一見の価値あり!岡山県では犬島、宇野港エリアで展開されます。
「瀬戸内国際芸術祭2025」
【夏会期】8月1日(金)~8月31日(日)
【秋会期】10月3日(金)~11月9日(日)
【作品公開スケジュール】https://setouchi-artfest.jp/artworks-calendar/
【瀬戸内国際芸術祭2025】

宇野港に展示されているインパクトのある魚のオブジェ「宇野のチヌ」。宇野港周辺の沿岸や、主に児島湖で収集された漂流物などで制作され、2010年に開催された第一回の芸術祭で生まれました。世界中から海を渡って漂流した廃棄物のアート作品は圧巻。©淀川テクニック
海だけでなく、山でも芸術鑑賞ができるのが岡山のポイント。昨秋、岡山県北部エリアでは「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催されました。
古くから東西に出雲街道が延び、かつて城下町・宿場町として栄え、さまざまな伝統建築や芸能が息づくこの地にアートが集結した同イベント。現在は、それを常設展示の作品として楽しむことができます。
【森の芸術祭 晴れの国・岡山の作品】

台湾出身のアーティスト、ジェンチョン・リョウ氏の大型彫刻作品「山に響くこだま」。自然が豊かな鏡野町のシンボルとして、町の鳥に指定されているヤマセミがモチーフ。高さ6.5mの堂々たる風情です。
【mt project at KAGAMINO】
日ごろ何かとお世話になっているマスキングテープ、通称マステ。中でも人気のブランド「mt」、実は倉敷発祥なんです。
芸術祭の会場のひとつだった鏡野町では、その「mt」のイベント「mt project at KAGAMINO」を8月17日(日)まで開催中。“マステ”ならではの色使いで作品を展開するほか、スタンプラリーや期間限定ショップも登場します。
「mt project at KAGAMINO」
期間:~8月17日(日)
時間:9:00〜18:00(みずの郷奥津湖 ビジターセンター物販時間)
会場:みずの郷奥津湖 ビジターセンター(岡山県苫田郡鏡野町河内60-8)
※イベント期間中は無休
2_発酵とワイナリー
健康や食への関心が高まるマチュア世代にとって、「発酵」は心ときめくキーワード。
中国山脈のほぼ中央に位置する真庭市は、標高が高く寒冷な気候と清らかな雪どけ水に恵まれ、微生物の働きに適した地域。そして全国的にも珍しい軟水と硬水の源流が交わる場所でもあり、発酵食づくりに適した条件が揃っています。
2012年には、真庭で「発酵」活動する酒蔵や企業が集まり、「まにわ発酵’s」を結成。地元の食文化の発信し、多ジャンルで数々の受賞歴を誇る発酵職人たちを巡る「まにわ発酵ツーリズム」が注目を集めています。
【まにわ発酵ツーリズム】
【domaine tetta】
近ごろ話題の国産ワインも、岡山で作られています。新見市哲多町の小高い山頂に広がる「domaine tetta」は、日本でも希少な石灰岩土質に、長い日照時間と寒暖差という風土を生かして誕生したワイナリー。
醸造スペースとショップを併設し、週末限定で一部ワインの有料試飲も可能。ガラス越しに醸造作業が見られ、広々としたぶどう畑が一望できます。※ショップは事前予約制、ワインとグッズの販売のみで飲食営業はなし、週末限定で一部ワインの有料試飲とジュースのテイクアウト可能。

生食用ぶどうとワイン原材料用ぶどうの木、約1万8000本が植えられた、tettaの広大な農園。国内で稀な「石灰岩土質」と、谷から吹く「風」という風土から、最高のぶどうが育ちます。
3_旅の醍醐味は朝と夜にあり
ゆっくり過ごしたいと言いつつ、限りある旅の時間は有効に使いたいもの。旅先で「さ、今日は何をしようか?!」と張り切って目が覚める朝や、「まだまだイケる!」と目が輝く夜は、絶好の活動時間!
【岡山後楽園 夏の幻想庭園】
日本三名園のひとつである「岡山後楽園」は、江戸時代を代表する大名庭園。その美しさや文化的価値が評価され、国の特別名勝にも指定されています。300年以上の歴史を誇る広大な園内では、能舞台をはじめとする歴史的建築物や庭園を象る曲水、四季折々の花々などが、訪れる人を魅了しています。
【岡山城 夏の烏城灯源郷】
黒漆塗りの板が取り付けられた独特の外観から、「烏城(うじょう)」と呼ばれる「岡山城」は、豊臣秀吉の五大老の一人、宇喜多秀家によって戦国時代末期に築城。三層六階の天守は、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台で、戦災で焼失後に再建されています。

「岡山城」では、8月1日(金)~8月31日(日)まで、夜間特別開館「烏城灯源郷(うじょうとうげんきょう)」を開催。夏らしい涼やかでカラフルな色合いで、岡山城と周辺をライトアップします。
開催時間:18時~21時半(岡山城天守閣への入場は21時まで)
※写真は過去開催時の様子

朝から国宝で座禅とは、なかなかできない貴重な経験。「坐禅体験」は毎月第3日曜日、午前8時~9時半までの開催です。
※参加費は1000円、開催日の3日前までにネットから申し込み。詳しくはイベントホームページで確認を。
【大原美術館 モーニングツアー】
倉敷市の中心市街地に広がる「倉敷美観地区」は、やはり足を運びたいスポット。
蔵屋敷や柳並木が作り出す趣たっぷりの町並みや、倉敷川沿いの情緒あふれる風景は、国内外問わず人気を博しています。「倉敷デニム」や「倉敷帆布」といった、倉敷ブランドのショップをはじめ、町家カフェなども並ぶ、まち歩きが楽しいエリアです。
その美観地区の中心に位置する「大原美術館」は、日本で最初の西洋美術中心の私立美術館。クロード・モネやルノワールといった西洋名画のほか、エジプト古代美術など、約3,000件の美術品を収蔵しています。
本館では、開館前の時間に「モーニングツアー」を開催中。同美術館を代表する所蔵作品、エル・グレコ作「受胎告知」やクロード・モネ作「睡蓮」などの名画を、解説付きで存分に堪能できます。

解説員の作品解説を聞きながら鑑賞できる、芸術の朝活「モーニングツアー」。開館前の静かな館内で、解説と作品に没入できます。
開催日:2025年12月までの第2・第4日曜日
時間:午前8時~9時
料金:一般4000円 ※WEB(KKday)での事前購入のみの受付

1930年に設立の西洋に思いを馳せるような建築物は、建築家・薬師寺主計による設計。芸術の深みと歴史が融合した空間での芸術鑑賞は、体験する人の美意識に心地よく響いてきます。
「おかやまハレいろキャンペーン2025」展開中!
岡山県では、2025年10月31日まで観光キャンペーン「おかやまハレいろキャンペーン2025」を展開中。イメージキャラクターに、岡山県出身のタレント・MEGUMIさんを迎え、アートやグルメ、瀬戸内の豊かな自然が育む「美をつくる岡山の旅」を提案しています。

特別サイトでは、岡山で生まれ育ったMEGUMIさんおすすめのスポットを紹介。“美の伝道師”であるMEGUMIさんの美しさのヒミツが垣間見れるかも?そのほか、宿泊や体験予約など、今すぐ旅に出かけたくなるコンテンツが充実しています。
旬のフルーツや発酵食品、自然と共生する芸術作品、そして「美作三湯」を代表する温泉地など、まさに私たちが求める「美を作るエッセンス」が揃った岡山。今度の休日は、心と体をリセットする旅に出かけてみませんか?
取材・文/松永加奈