ゴッホはなぜ名作「ひまわり」を描いたのか…『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』展

sompo美術館で開催中の『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』展を見てきました。ゴッホがモネやルノワールなど著名な画家たちから学んだ静止画の魅力と謎を探る展示を楽しめます。

『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』展

17世紀〜20世紀初頭までのありとあらゆる有名画家たちの静物画が展示されており、ゴッホが画家からどのように影響を受け、また後世に影響を与えたかを静物画を通して学べる内容でした。

ブルジョワジーからのオーダーで花の静物画が流行したこと、ゴッホもモチーフとして描いた「ひまわり」とアーツ・アンド・クラフツ運動の関係についても触れています。一部には「ひまわり」に焦点を当てたコーナーも。ゴッホをはじめ、さまざまな画家たちがなぜこれをモチーフとしたのかも探れる展示となっていました。

ゴッホは27歳から37歳のわずか10年間の画家人生で油絵850点、そのうち静物画は170点ほど描き上げました。

センシティブで激動な短い人生のなか、定期的に知人や弟テオに手紙を送り、「今は◯◯について描いている!(探求中)」と逐一報告しているのが、健気で人間味がありますね。

そんなゴッホの静物画を通した鍛錬の一部と、その他の有名画家たち(レンブラント、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンなども)の静物画をぜひ、ご覧になってみてください。花好きな方もおすすめです。(ライターY)

ゴッホと静物画 伝統から革新へ

会期:2024年1月21日(日)まで
会場: SOMPO美術館
開館時間:10:00〜18:00(11月17日と12月8日は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)
SOMPO美術館公式HP SOMPO美術館公式インスタグラム

※こちらの記事はクウネルのInstagramより転載・加筆してご紹介しています。

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